フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)の前チーフプロデューサー・西村陽次郎氏が、9月末で同局を退社した。10月からは自身の会社「Studio Day by Day」を立ち上げ、映像を軸としたコンテンツ制作をメディアやジャンルを問わず、展開していくという。
フジテレビでの経歴と代表作
西村氏は富士銀行を経て、1999年にフジテレビジョンへ入社。『ワイドナショー』『Mr.サンデー』『逮捕の瞬間!警察24時』『目撃!超逆転スクープ』などドキュメンタリー、情報番組、バラエティ番組を担当し、幅広いジャンルで制作に携わってきた。
『まつもtoなかい』では総合演出を務め、同番組の2023年4月30日放送回(ゲスト:香取慎吾)は、TVer見逃し配信が245万再生を記録。当時のバラエティ番組における歴代最高(放送後1週間)をマークした。
『ザ・ノンフィクション』での功績
『ザ・ノンフィクション』では2019年7月から今年7月まで7年間、チーフプロデューサーを担当し、FODやYouTubeでの名作配信を積極的に展開。TVer・FODでの見逃し配信も開始し、2026年2月に放送した『結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2026~ 後編』は、見逃し配信の「報道・ドキュメンタリー」ジャンルで歴代最高再生数114.3万回再生(放送後1週間)を記録した。
同番組は、国際メディアコンクール・ニューヨークフェスティバルにおいて、2019年から8年連続で受賞。2025年に放送開始30周年を迎え、大みそかに番組初の4時間特番を放送した。
橋田賞での手応え
30年の功績が称えられた第34回橋田賞の授賞式で西村氏は、民放各局のタイムテーブルからドキュメンタリー番組が減っていく中、「その流れにあらがうように」放送を続けてきたと振り返り、視聴率や見逃し配信の好調を背景に「ようやくドキュメンタリーの時代が来たんじゃないか」と手応えを語っていた。