相手の自尊心をくすぐるユーモアレトリック術
相手の自尊心をくすぐるユーモアレトリック術

フランス文学者で明治大学教授の鹿島茂氏は、相手に要求を呑ませるためのユーモアレトリックについて、バルザックの小説『ペール・ゴリオ』に登場する悪党ヴォートランの台詞を例に挙げている。

ヴォートランの巧みな話術

ヴォートランは社交界でのし上がることを夢見る青年を唆し、資産を持つ娘を誘惑させようとする。その際の台詞は次の通りだ。

「君はたしかに、若くて色男で、繊細で、ライオンみたいに誇り高くって、若い娘のように優しい。悪魔からしてみると、なんともおいしそうな御馳走だ。おれは若者のそんなところが大好きだ。ただ、あと高等政治の考察を二、三学んでほしい。そうなりゃ、世の中をありのままに見ることができるようになる」

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

誰にでも自尊心はある。これを踏みにじれば、明智光秀を侮辱したことで悲劇的な最期を遂げた織田信長のように、手ひどい報復を受けるだろう。逆に自尊心をうまくくすぐれば、相手をコントロールすることもできるのだ。

この記事は有料会員限定です。続きはプレジデントオンラインでご覧いただけます。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ