福山雅治によるアリーナツアー『NISSAY PRESENTS WE’RE BROS.TOUR 2026 龍、雷乃発声』のファイナル公演が6月28日、香川・あなぶきアリーナ香川で行われた。同公演は27年7ヶ月ぶりの香川開催となり、約8000人の観客を集めてツアーを完走した。のべ24万人を動員したこのツアーは、1月から全国13会場を巡り、福山のデビュー36年目を飾るものとなった。
開幕からクライマックス 雷鳴と炎で幕開け
定刻15時、雷鳴の音とともに紅蓮の炎のグラフィックがスクリーンに龍のように渦を巻き、福山が登場。エレキギターで「革命」の冒頭から「龍馬伝」へとつなぎ、アコースティックギターに持ち替えて「少年」(2010年)を披露。アウトロの「名も無きこの歌 君へのこの歌」のリフレインで早くもオーディエンスが大合唱した。1990年のデビュー曲「追憶の雨の中」ではセンターステージで繰り返しジャンプし、序盤からクライマックス級の盛り上がりを見せた。
台風と地震を乗り越え 感謝のMC
前日27日のツアー初日直前には台風と地震が発生。MCで福山は、開催がぎりぎりまで危ぶまれたことを明かし、不測の事態に備えて当初の予定より前倒しで徳島から陸路で香川入りした経緯を語った。そして「無事、初日とファイナルを迎えられました」と喜びと感謝を伝えた。
AI企画「福山雅治をご当地に例えると?」で笑い
本ツアー恒例の企画「福山雅治をご当地の◯◯に例えると?」では、57歳・デビュー36年目の福山の現在地をAIに問うた。今宵のテーマは「福山を四国全体に例えると?」。AIは「お遍路」と回答し、「空海が唱えた同行二人の精神で各地を巡りマイクという金剛杖で楽曲という経典を広めていく」と論じた。さらに「“踊る讃岐うどん”、“歌う金比羅山”、“夢と未来を繋ぐ人間瀬戸大橋”」と解釈を広げ、「一極集中、一人パワースポット」とユニークな結論に。客席からは笑いと賞賛の拍手が起こった。
最新曲から36年目の感謝まで 多彩なセットリスト
本編中盤では、日本テレビ系ドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』主題歌「拍手喝采」、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』主題歌「想望」、続編映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』主題歌「邂逅」、9月9日リリースのニューアルバム『超新星』収録の最新曲を披露。その合間に「蛍」(2010年)を歌い、「ありがとう この街で 僕のこと見つけてくれて」という歌詞で36年目の感謝を伝えた。また、同曲がテレビ東京のドラマNEXT『君は夏のなか』(7月1日スタート)の主題歌に決定したことも発表された。
終盤は攻勢とコーラス隊 最新曲で締めくくり
終盤は「KISSして」(2008年)でコール&レスポンス、「幻界」(2025年)でスリリングなバンドアンサンブル、「零 -ZERO-」(2018年)でスパニッシュなギターと炎の特効を披露。続いて12名のコーラス隊“Voices of Chronicles”が登場し、「虹」(2003年)、「万有引力」(2025年)を大合唱。羽根のロングファーを纏ったノースリーブ姿で「龍」(2025年)を挑発的にパフォーマンスし、最後はB'zの稲葉浩志とのデュエットが話題の「木星」をソロで歌い上げて本編を閉じた。
アンコールとダブルアンコール ツアー完走の喜び
アンコールでは幼少期から今日までのヒストリー映像を導入に「未来絵」を歌唱。故郷・長崎を想起させる映像とともに「蜜柑色の夏休み」の一節を経て、コーラス隊と共に「クスノキ-500年の風に吹かれて-」と『超新星』から2曲の新曲を披露。ダブルアンコールでは2003年の「Squall」を弾き語りした。福山は「LIVEはオーディエンスと創る“一期一会”。無事完走できてほっとしています」「ドームライブもあります。またお逢いしましょう!!」と語り、投げキッスで締めくくった。
今後の展望 ドーム公演とニューアルバム
ツアー完走を受け、8月には東京ドームと京セラドーム大阪でドームライブ『龍、涼風至』、9月9日にはニューアルバム『超新星』のリリースが控えている。福山は2026年後半も精力的に活動を続ける。



