桑田佳祐、東北で夏ツアー千秋楽「明日へのマーチ」響く【ライブレポート】
桑田佳祐、東北で夏ツアー千秋楽「明日へのマーチ」響く

9月12日、桑田佳祐の全国アリーナツアー『桑田佳祐 夏祭りツアー2026 supported by カンロ』夏編の千秋楽が、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開催された。約3年半ぶりとなる本ツアーは、開催を見送った熊本公演を除く全国9会場20公演を駆け抜け、東日本大震災後初のライブを行った“約束の地”東北でフィナーレを迎えた。

超満員の会場で開幕、新曲から代表曲まで

超満員の観客で熱気にあふれる会場で、9人のサポートミュージシャンがステージに上ると、桑田佳祐が登場し大歓声で迎えられ幕を開けた。演奏曲は、最新曲や代表曲を中心に、見どころ満載のセットリストで構成された。

ライブ序盤、高らかなブラスセクションのイントロとともに「南谷ミュージック・シティー」がスタート。6月にリリースされた最新シングル「人誑し / ひとたらし」の収録曲で、舞台監督・南谷成功氏の名をタイトルに冠したファンクポップスだ。青と赤のライティングの中、桑田はコーラス陣との掛け合いを見せ、圧倒的なグルーヴで会場を引き込んだ。

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「明日へのマーチ」がつなぐ東北との絆

「怖いものはなんですか?」という問いかけに「饅頭こわい」と答えるMCの後、テレビアニメ『あかね噺』のエンディング主題歌「AKANE On My Mind〜饅頭こわい」を披露。ステージ背面のビジョンにはアニメエンディングのイラストが映し出され、ライブアレンジは観客が総立ちで飛び跳ねるほどのエネルギーにあふれていた。

ライブ中盤には「明日へのマーチ」が披露された。この曲は2011年9月11日、同じ会場で開催された「宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!」のタイトルにもなっており、東北と桑田の絆の象徴だ。今年の夏に各地で頻発した震災や自然災害の被災者への哀悼の念と、明日へ向かう人々へのエールを込めて歌い上げた。バックスクリーンには復興へ歩み続ける被災地の風景や、2011年に桑田自身が植樹した桜の姿も映し出された。

希望に包まれたフィナーレ、年末へ続くツアー

「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」では、観客一人ひとりが腕に装着したシンクロライトが一斉に輝き、場内は青空のような幻想的な光景に包まれた。終盤にはエバトダンシングチームを引き連れ、桑田自らも足を高く振り上げてステップを踏むなど、古希とは思えないパワフルな動きで会場を沸かせた。

クライマックスでは最新曲「人誑し / ひとたらし」を披露。自身初のアニメ完全書き下ろし楽曲として『あかね噺』の主題歌を彩った一曲で、客席からはこの日一番のクラップが鳴り響き、圧巻のシャウトで観客を魅了した。

本ツアーは、愛知・大阪・神奈川の3都市7公演が追加され、2026年7月から年末にかけて全国12箇所27公演を駆け抜ける。開催見送りとなった熊本公演については、熊本及び会場の状況を鑑みながら振替公演の開催を模索している。また、あす9月13日には宮城県・亘理町で「東北未来芸術花火2026 〜明日へのマーチ 桑田佳祐SP〜」が開催され、世界最高峰の花火が東北の夜空に打ち上がる予定だ。

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