ドイツ・ミュンヘンで開催中のミュンヘン国際音楽コンクール(独公共放送連盟ARD主催)の弦楽四重奏部門で、現地時間12日に日本のカルテット風雅が3位に入賞した。
世界最高難度の部門で健闘
同コンクールは複数の部門があるが、弦楽四重奏は世界最高レベルの難関とされる。今回は世界中から計20団体が参加し、3回の予選を経て、本選には3団体が出場した。
カルテット風雅のメンバーは、第一バイオリンが落合真子さん(24)、第二バイオリンが小西健太郎さん(25)、ビオラが川邉宗一郎さん(25)、チェロが松谷壮一郎さん(25)。
演奏と今後の抱負
本選ではバルトークの弦楽四重奏曲第5番とベートーベンの弦楽四重奏曲第12番を演奏。バルトークでは卓越した技巧でシャープな表現を披露し、ベートーベンでは澄んだ音色で内省的で深みのある解釈を聴かせ、聴衆から盛んな拍手を浴びた。1位はベルリンに拠点を置くビアトレス・カルテットだった。
結果発表後、落合さんは「コンクールに参加したことで多くの気づき、学びがあり、大きく成長できた」と振り返り、「10月からドイツに留学するので、さらに音楽を深めていきたい」と抱負を語った。インターネットで視聴した恩師のバイオリニスト、原田幸一郎さん(81)は「彼らの強みは4人の力量のバランスが取れていること。優勝してもおかしくない出来だった」とたたえた。
結成からの歩み
カルテット風雅は2023年に結成され、サントリーホール室内楽アカデミーなどで指導を受け、今年5月には大阪国際室内楽コンクールで2位に入賞した。来月からハノーバー音楽演劇メディア大の修士課程に留学する。



