安田章大主演『髪結いの亭主』初舞台化、50年代茨城が舞台
安田章大主演『髪結いの亭主』初舞台化、50年代茨城が舞台

5人組グループ・SUPER EIGHTの安田章大が、PARCO PRODUCE 2026『髪結いの亭主』に主演することが決定した。公演は2026年9月28日から10月25日まで東京・新国立劇場 小劇場で上演され、11月には広島・JMSアステールプラザ 大ホール、大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。

フランス映画の名作を初の日本舞台化

本作は、1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作で、セザール賞7部門にノミネートされたフランス映画『髪結いの亭主』を日本で初めて舞台化するもの。脚本・演出は石黒麻衣が担当する。

物語は、少年時代から「髪結いの女性と結婚すること」に憧れ続けた主人公が、大人になって理容師の女性と出会い、夢だった結婚生活を実現するというもの。平穏で満ち足りた日々の中で、愛することの喜びとはかなさを、ユーモアと官能性を交えながら詩情豊かに描き出す。

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1950年代の茨城へ大胆アレンジ

今回の舞台化では、原作映画から大胆にアレンジし、物語を1950年代の茨城にある小さな理容室へと移して描かれる。戦後復興の活気に満ち、人々が慌ただしく行き交う時代を背景に、不自由のない環境で育ちながらも社会の抑圧や厭世観を抱える有閑階級の主人公が、理容師として自立し、自らの力で人生を切り開く一人の女性と出会うことで自由を見出していく。

石黒ならではの茨城弁を織り交ぜながら、静けさの中に激情を秘めた男女の愛と官能の物語を鮮やかに紡ぎ出す。裕福な家庭に育ちながら働かず、世間から距離を置いて生きる男は、身分違いとされた理容師の女と結婚するが、その結婚を機に父は亡くなり、家族との関係も疎遠になっていく。慎ましく静かな女との日々は、理容室を訪れる客たちとのささやかな交流によって少しずつ揺らいでいく。

共演キャストとコメント

共演には、中村映里子、丸山智己、占部房子、村木仁ら実力派俳優陣が集結。安田章大は「名作『髪結いの亭主』が1950年代に茨城にて存在するとどうなるのか。石黒さんを筆頭に、キャスト、スタッフ全員で揉み、内包された言葉にし難いものをお届けします」とコメント。中村映里子は「愛と官能の物語でありながら、どこかとても軽やかで奇妙な品と美しさに包まれた名作を、茨城弁で舞台化。主演の安田さんとは初共演ですが、豊かな表現力の中に瑞々しい感性や人間力のしなやかさを感じております」と語った。

石黒麻衣とパトリス・ルコントの思い

脚本・演出を務める石黒麻衣は「海外の映画に、日本の地方の家族を描く劇団普通の作品との共通点を見つけたことは新鮮な驚きでした。主演の安田さんは、深い洞察力と探究心、素晴らしい俳優であることは言うまでもなく、時折見せる憂いのある表情がこの滲み出るような感情を体現してくれる存在になることを確信しました」と期待を寄せる。

原作者のパトリス・ルコント監督は「今日、『髪結いの亭主』が日本で新たな命を吹き込まれることを知り、私はこの上ない喜びに満たされています。なぜなら、私が表現したかったことを最も深く理解し、共感してくださったのは日本の皆様でした。私は、この舞台が成功を収めることを確信しております」とコメントを寄せている。

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