「新興宗教のためにつくられた駅」の都市伝説を検証 丸ノ内線・方南町駅
「新興宗教のためにつくられた駅」の都市伝説を検証

地下鉄を降りて駅を出ると、目の前を方南通りが走っている。両側に4、5階建てのビルがひしめくように迫っていて、妙な圧迫感がある。方南通りは駅の出入り口近くで環状七号線(環七通り)と交差している。環七通りはアンダーパスで、交差点は立体構造だ。方南通りからの車を合流させるために、片側2車線の環七通りには本線に沿ってさらに2車線の側道が走っている。

方南町交差点から見た環七通り(写真:筆者撮影)つまり方南町駅付近では、合計8車線の環七通りと2車線の方南通りが交差しているわけだ。環七の両側にもビルが林立していて、こちらもかなりの圧迫感だ。ホコリっぽい道路と古いビルだらけの「不機嫌な街」が方南町の第一印象だった。ところがすぐに、この印象は180度ひっくり返る。

全身キンキラの”金ちゃん”登場

駅近くの通りを歩いていると、電柱や街灯の支柱に貼られたイベント告知のフライヤーがやたらと目につく。方南町民はよほど祭り好きなのか。

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街のイベントや商品のフライヤー(写真:筆者撮影)「方南銀座商店街」は、駅の周り一帯に広がる。環七通りや方南通りに沿ってある店舗はもちろん、そこから一歩入った小路に至るまで、ぐるりとまとめて商店街の加盟店だ。その数ざっと140。そのひとつ、方南町の地ビール醸造所「方南ローカルグッドブリュワーズ(東京都杉並区方南2-11‐7)」に立ち寄った。

店を取り仕切る細田良平さんに街のことについて教えてもらいたい旨を伝えたところ「それなら、ぴったりの人がいるので、紹介しますよ」とのこと。しばらくして現れたのが、方南町の歩く広告塔「金ちゃん」だった。

方南町の歩く広告塔「金ちゃん」(筆者撮影)金ちゃんはその名のとおり、頭のてっぺんからつま先まで金色だ。細身の体に、金色のパンタロン、金のスパンコールが散りばめられたシャツ、さらに金色のハットを頭に乗せている。インパクトのベールに隠れがちだが、よく見るとわりとイケメンでもある。圧倒される私を尻目に、「お待たせしちゃってごめんなさい、着替えるのにちょっと時間がかかっちゃって」と金ちゃんは軽快に笑う。

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