大谷翔平選手と真美子夫人に第2子が誕生したニュースが報じられるや、SNS上では祝福の声とともに「産まされた」「年子で可哀想」といった批判的なコメントが少なからず見られた。コラムニストで人間関係コンサルタントの木村隆志氏は、これらの声に強い違和感を覚えると指摘する。
「産まされた」という表現に潜む問題
木村氏は「産まされた」という表現に悪意の無自覚さが表れていると分析。主語が「私」なのか「私の妻」なのか不明であり、本人の気持ちを考慮していないと批判する。真美子さん自身が「産まされた」と感じているわけではないにもかかわらず、他人の名前を借りて自己主張しているに過ぎないという。
このようなコメントをする人や「共感した」ボタンを押す人には、「○○される」「○○されたくない」という強い防衛本能が見られる。出産は自分の意思で行うという自然なことを、わざわざ「産まされる」と捉えてしまう背景には、普段から自分を守ろうとする意識が強く働いていると木村氏は指摘する。
年子論争と「被害者ムーブ」の構造
「年子で産まされるなんて女性の身体を考えていない」という声は、真美子さんを「かわいそう」と見なし、自分たちの価値観を押し付ける行為に他ならない。木村氏はこれを「被害者ムーブ」と表現し、実際の当事者ではない第三者が勝手に同情し、批判する構図に嘆かわしさを感じると述べている。
2026年1月のMVP受賞晩餐会でも、真美子夫人の体型に対して「ふっくらした」「妊婦さんでは?」といったコメントが寄せられており、プライベートな領域への過度な関心が常態化していることがうかがえる。
無意識の批判を避けるために
木村氏は、悪意がなくても無意識に批判してしまう人の特徴として、防衛本能の強さを挙げる。改善方法として、自分の価値観を絶対視せず、他人の事情や気持ちを想像する習慣をつけることが重要だとアドバイスする。特に有名人のプライベートについては、本人たちの意思を尊重し、余計なお世話の言葉を浴びせないよう自戒する必要がある。



