岸本佐知子氏、第18回伊丹十三賞を受賞「脳内五歳児の私が頂戴していいのか」と喜びのコメント
岸本佐知子氏、第18回伊丹十三賞を受賞 喜びのコメント

伊丹十三記念館は16日、第18回伊丹十三賞の受賞者に翻訳家・エッセイストの岸本佐知子氏を選出したと発表し、同氏の受賞コメントとプロフィールを公開した。岸本氏は「脳内五歳児の私が頂戴してしまっていいのだろうかとドキドキしています」と喜びと戸惑いを交えたコメントを寄せた。

伊丹十三賞とは

同賞は、映画監督や俳優、デザイナー、エッセイストなど多岐にわたる分野で才能を発揮し、1997年に亡くなった伊丹十三氏の遺業を記念して創設された。過去には糸井重里、タモリ、池上彰、リリー・フランキー、星野源など、そうそうたる顔ぶれが受賞している。今回の選考委員は酒井順子氏、周防正行氏、南伸坊氏が務めた。

受賞理由と岸本氏のコメント

受賞理由は「現実世界をひょいと裏返してみせるような、翻訳とエッセイのオリジナルな仕事に対して」。岸本氏はコメントで「私の十代、二十代、三十代と、伊丹十三さんは雲の上の憧れの大人でした。エッセイ、映画、翻訳、雑誌、創り出すものすべてが面白く、しかもその一つひとつが型破りでスタイルがありました。そんなかっこいい大人代表の伊丹さんのお名前を冠した素晴らしい賞を、いい歳をしていまだにアルジェリアとナイジェリアがこの世にあることの不思議を克服しきれていないような脳内五歳児の私が頂戴してしまっていいのだろうかと内心ドキドキですが、これからはもっと精進して、死ぬまでにはなんとか成人したいと思っております。館長の宮本信子さんと選考委員、および関係者の皆様に、心より感謝を申し上げます」と述べた。

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岸本佐知子氏のプロフィール

岸本氏は神奈川県生まれ。上智大学文学部英文学科を卒業後、洋酒会社に勤務したのち翻訳家に転身。訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・ディヴィス『話の終わり』などがある。また、自身のエッセイ集『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞している。

贈呈式の日程

贈呈式は9月7日、東京・六本木の国際文化会館で行われる予定だ。

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