美輪明宏さん死去91歳 爆笑問題が追悼「あなたたちは売れるわよ」サンジャポ生放送中に訃報
美輪明宏さん死去91歳 爆笑問題が追悼「あなたたちは売れるわよ」

歌手で俳優の美輪明宏さんが6月20日午前9時30分、老衰のため東京都内の自宅で死去した。91歳だった。所属事務所のオフィスミワが28日、公式サイトで公表した。TBS系情報番組「サンデー・ジャポン」(毎週日曜午前9時54分)の生放送中に速報が入り、司会を務める爆笑問題の太田光(58)と田中裕二(59)が追悼の言葉を述べた。

公式サイトで訃報を発表

美輪さんの公式サイトには「突然のご報告となりますが、弊社所属の歌手で俳優の美輪明宏が、六月二十日午前九時三十分、老衰のため九十一歳で永眠いたしました。生前は多くの皆さまから格別のご厚情を賜り、いつも温かく支えていただきましたこと、本人ならびに弊社社員一同、心より感謝申し上げます」と掲載された。

また、「この一年は、高齢のため仕事をセーブし、体力の回復に努めておりました。約三ヶ月前に体調を崩してからは、自宅で静養しておりました。最後は『ありがとう』と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じました」と最期の様子が明かされた。

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爆笑問題、思い出を語る

訃報を受け、スタジオでは爆笑問題が美輪さんとの思い出を語った。田中は「(TBSラジオのフロアに)黄色い髪が通ってぎょっとするということがあったんですけど、我々は会うと結構褒めていただいたというか、『あなたたちはいいわね』みたいなのを言っていただいて」と回顧。太田は「最初に会った時に『あなたたちは売れるわよ』と。すごくうれしかった」としみじみ語った。

さらに太田は、美輪さんが主演した舞台『黒蜥蜴』にも触れ、「あれの思い出話なんかをすると、とにかく登場人物がすごくて、美輪さんのことを三島由紀夫がどう口説いたかとか、江戸川乱歩がどういうふうに言ったかとか、そういうのがもう聞いているだけでもっともっと聞きたいような、日本の文学、あるいは芸術の歴史が全部、美輪さんの中に入っているような気がしましたね」と述べた。

美輪明宏さんの生涯

美輪さんは1935年、長崎県出身。16歳でプロの歌手となり、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点にクラシック、シャンソン、タンゴ、ラテン、ジャズを歌い注目を集めた。1957年に「メケメケ」が大ヒット。日本におけるシンガーソングライターの元祖として「ヨイトマケの唄」など多数の曲を自作した。以降、コンサート、舞台、映画、テレビ、講演、著作と多方面で活躍。2012年には77歳でNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。

俳優としては、「演劇実験室天井桟敷」の旗揚げ公演『青森県のせむし男』や『毛皮のマリー』に参加・主演。その後、『黒蜥蜴』(江戸川乱歩原作)、『双頭の鷲』『椿姫』『大典礼』など当たり役が多数。ドラマや映画にも多数出演し、宮崎駿監督の『もののけ姫』や『ハウルの動く城』では声優を務めた。テレビ朝日系のレギュラー番組『オーラの泉』などバラエティー番組でも活躍した。

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