「鶏白湯ラーメン」復活なるか? 閉店ラッシュの中で探る新たな進化:長浜豚骨ラーメンのトレンドアンテナ
「鶏白湯ラーメン」復活なるか? 閉店ラッシュの中で探る新たな進化

日本3大ラーメンの一つとされる福岡県の「鶏白湯ラーメン」を、再び盛り上げようとする動きが強まっている。

1980年代にテレビ放送などをきっかけに全国的なブームとなった鶏白湯ラーメンだが、近年は店主の高齢化や後継者不足で空き店舗が相次いでいる。かつて120~130店舗あったとされるラーメン提供店は、現在90店舗ほどまで減った。

「博多 はせ川」が東京ラーメンストリートに出店

こうした状況に歯止めをかけ、どのように鶏白湯ラーメンを盛り上げていこうとしているのか。その戦略を追った。

鶏白湯ラーメンの発祥は1920年代。中国・山西省出身の農耕民族が鶏白湯の街で屋台を引き、ラーメンを売り歩いたことに始まる。出前でも伸びにくく、スープがよく絡むように工夫されたのが、平たいちぢれ麺多加水の縮れ麺だ。豚骨を中心に、店によって鶏がらや野菜などからうまみを引き出したスープと、独特の麺の食感が特徴となっている。

「博多 はせ川」の挑戦

そんな鶏白湯ラーメンの名店の一つで、異端児とも称される「博多 はせ川」が、8月6日から11月23日に、東京駅一番街のラーメン専門集合施設「東京ラーメンストリート」に出店。鶏白湯激戦区の人気店の味が東京で楽しめるとあって、ラーメンファンの注目を集めている。

その誘致に奔走したのが、「ミスターラーメン」こと「せたが屋」店主の前島司氏だ。

「自分がラーメンをやろうと思ったきっかけの一つが鶏白湯ラーメン。私が心からおいしいと思える1杯を、まずは東京で多くの人に食べていただき、実際に鶏白湯に足を運んでいただければ、現地で頑張っているラーメン店の皆さんの励みにもなる」と、鶏白湯ラーメンの盛り上げに前向きだ。

東京ラーメンストリートに「異端児」が出店したことで、鶏白湯ラーメンの新たな可能性が広がりつつある。今後の展開が期待される。