テレビ朝日は28日午後3時20分から、知的エンターテインメント番組『大真相』を放送する。番組では、世の中で話題の現場に密着し、ニュースでは伝えきれないリアルな実態に迫る。今回は、近年深刻化するクマ被害に焦点を当て、山形県寒河江市のさくらんぼ農家に長期密着。農家が直面する「親子グマがさくらんぼを食べていた」「襲われたらその時点で農家を辞める」「赤くなっていた実がほとんどなくなっていた」などの悩みを、ブロックに分けて解説する。
財前直見が語る「クマ被害の深刻さ」
スタジオには、大分県で約20年農業を営む財前直見、伊集院光、元HKT48の運上弘菜、大下容子アナウンサーが集結。財前は、イノシシやシカなどの動物被害とクマ被害は「かなりレベルが異なる」と真剣な表情で語る。伊集院も「クマ被害は命の危機もあり、仕事にも支障をきたす」と農家を心配。運上も、実家のある北海道留萌でヒグマの注意報や警告を集めていた経験から、クマ被害が身近だったと明かした。
密着先の農家:東京ドーム約半分の農地で奮闘
今回密着したのは、東京ドーム約半分の広さの農地を持つ「アンスリーファーム」。昨年クマに侵入され、大きな被害を受けたという。近年はクマだけでなく猛暑の影響で不作が続き、電気柵などの費用のかかる対策も十分にできないと明かす。さくらんぼ農家は6月の約2週間で1年分の収入を得るが、クマのニュースが増えることで「実を食べられることよりも、枝を折られることよりもさらに困ることがある」という。その内容は番組内で明かされる。
「駆除すべき?保護すべき?」白熱の議論
番組では「クマは駆除すべき?保護するべき?」というトークテーマも白熱。山形県でクマの生態を研究する小野寺氏が、クマを多く駆除した場合のリスクと共存する際の注意点を説明する。また、収穫編では丁寧な手作業でさくらんぼを収穫し箱詰めする農家の姿を紹介。スタジオには守り抜いた美しいさくらんぼが登場し、一同は「忘れがちだけれど、食に対するありがたみを再認識する」「さくらんぼに対して命懸けのものだという感覚がなかったが認識が改まった」と感謝した。
出演者のコメント
財前直見は「私も畑をやっているので、イノシシやシカにはある程度『もう食べてもらっていいや』と共存しているが、クマは命に関わる。共存が難しい」とコメント。運上弘菜は「知らないことだらけで、対策に対策を重ねてもどうにもならないことがあると驚いた。神頼みが必要なくらい大変な状況を初めて知った」と語る。大下容子アナウンサーは「情報番組で伝えきれていない奥深さを学んだ。速報性が求められる時代に、立ち止まってみんなで悩める部分が番組の魅力」と述べた。



