舘ひろし、30年ぶり南条弘役『免許返納!?』公開へ 渡哲也・あぶ刑事・パパとムスメの7日間が岐路
舘ひろし30年ぶり南条弘役『免許返納!?』渡哲也・あぶ刑事・パパムスが岐路

俳優・舘ひろし(75)が、1994年の映画『免許がない!』から30年以上を経て、同作の主人公・南条弘を再び演じる新作『免許返納!?』(2026年6月19日公開)について語った。タイトルについて舘は「『もう免許がない!』でも良かったが、皆さんの反対を受けた」と笑う。1976年のデビューから50年のキャリアを振り返り、渡哲也、『あぶない刑事』、『パパとムスメの7日間』(TBS系、2007年)の三つを「岐路」と挙げた。

30年ぶりの南条弘役とカラオケシーン

舘はプロデューサーから新作の提案を受けた際、「即OKした」と驚きを語る。タイトル候補には『もう免許がない!』もあったが、現在「免許返納」が話題のワードであることから決定した。前作同様、南条弘は舘ありきのキャラクターだ。昨年の取材で「歌っちゃいけない」と語っていた舘だが、今作ではカラオケシーンが登場。南野陽子演じるスナックのママにせがまれ「泣かないで」を熱唱する。「照れますよね。ちょっと後悔してます」と苦笑いした。

三つの岐路:渡哲也、あぶ刑事、パパとムスメ

舘はキャリアの岐路として三つの出来事を挙げた。第一は渡哲也との出会い。石原プロの『大都会』パートIIIへの出演を「映画の俳優だから」と断ったが、次に『西部警察』のオファーが来て「6カ月だけ」と引き受けた。そこで渡哲也や石原裕次郎と出会い、その存在感に圧倒されたという。「波止場で二人が向こうから歩いてくる画だけが頭に残っている」と述懐する。石原プロでは走り方など個性を保護され、「勉強と努力が嫌い」な自分に合っていたと振り返る。

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第二の岐路:『あぶない刑事』

第二は柴田恭兵と共演した『あぶない刑事』。舘は「ただただ幸運だった。周りの人が支えてくれた」と語る。このシリーズは長く愛され、舘のキャラクターを確立した。

第三の岐路:『パパとムスメの7日間』への勇気

第三は新垣結衣と入れ替わり親子を演じた『パパとムスメの7日間』。アクション系俳優には異例のコメディ作品で、舘の父親は「情けない」とテレビを消したという。しかし舘は脚本を読み「面白い」と感じ、女子中高生層へのアピールを計算して出演を決意。「やる勇気があったことが岐路だった」と語る。

「薄っぺらなかっこよさ」に人生を懸ける

THE ALFEEが舘を「かっこよくあり続けている人」と評したことに対し、舘は「僕は薄っぺらなかっこよさに人生を捧げた」と笑う。「本当にかっこいい人はもっと地味に積み重ねているが、僕のかっこよさは吹けば飛ぶようなもの。でもそれに人生を懸けたんだろう」と自己分析する。

プロフィールと今後の活動

舘ひろしは1950年3月31日、愛知県出身。1976年映画『暴力教室』でデビュー。『西部警察』で渡哲也と出会い石原プロ入社。『あぶない刑事』のタカ役で大ブレイク。2018年『終わった人』でモントリオール世界映画祭最優秀男優賞を受賞。2020年旭日小綬章受章。2021年設立の舘プロ所属。主演映画『免許返納!?』は2026年6月19日公開。

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