9人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急が9日、神奈川・Kアリーナ横浜で『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2026「ESCORT」』ファイナル公演を開催した。ダンス、歌唱、ユーモアあふれる演出まで、超特急ならではのエンターテインメントを詰め込んだステージを展開。体調不良のため一定期間活動を休止しているリョウガへの思いも随所に込められ、メンバーの絆を感じさせる一夜となった。
宮殿を思わせるセットで幕開け
宮殿を思わせる壮麗なセットを舞台に、「Secret Invitation」でライブは幕開け。続く「STYLE」「No.1」まで、宮殿の階段やマイクスタンドを使いながら、クールかつダンディな世界観を作り上げていく。ソロダンスや伸びやかなハイトーンボイスでも魅了し、メンバー紹介ではリョウガの人形も登場。ステージに立つ8人だけでなく、9人でこのツアーを届けるという思いを感じさせた。
「Hey Hey Hey」ではセンターステージへ移動し、せり上がったステージでソロダンスを披露。序盤からさらにギアを上げ、アグレッシブなパフォーマンスで会場の熱量を一気に引き上げた。
ハードなセクションとユニットパフォーマンス
「POKER FACE」からは黒を基調とした衣装へチェンジし、ハードかつワイルドなセクションへ。「凱歌」「Never Mine」「Steal a Kiss」などと続く中、ダンスソロやボーカルソロ、椅子を使った演出などで、それぞれの表現力を存分に見せつける。長いキャリアの中で磨き上げてきたダンスと歌唱、その確かな実力を存分に見せつけた。
「キャラメルハート」からはユニットセクションへ。タカシ、タクヤ、ハルは女子高生姿で登場し、コミカルな演出で会場を楽しませる。一方、「One Life」ではカイとアロハのパフォーマンスに、リョウガがピアノを弾く映像を重ねる演出も。リョウガが不在でありながらも、その存在をステージの随所に感じさせた。
MCでもカイがリョウガに触れ、「寂しいけど、気持ちは9人でやってます!」と力強く宣言。さらに「グループLINEに感想送って!」と呼びかけ、笑いを誘った。
後半戦は宙吊りパフォーマンス
「NEW WORLD」からライブは後半戦へ。同曲ではキューブ状や球状のフレーム、天井から垂れ下がった布を使い、宙吊りになりながら踊る圧巻のパフォーマンスを披露する。続く「星屑のダンスフロア」では、タカシとシューヤの美しいハーモニーが会場いっぱいに響きわたり、ハッピーな空気で包み込んだ。
そこから「HOPE STEP JUMP」「fanfare」「BREAK OFF」など、エンディングへ向けてハイテンションな楽曲を畳みかける。「Parade メドレー」ではメンバーがフロアへ飛び出し、8号車(超特急ファンの呼称)のそばでパフォーマンス。「C’est la vieM」「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ〜るど」では、前半のクールな世界観から一転、カラフルでコミカルな魅力を爆発させた。シリアスにも振り切れれば、とことん楽しくもなれる。そんな超特急の振り幅の大きさが際立つ展開となった。
そして超特急によるトンチキソング「ガチ夢中!」では炎が噴き上がる中、会場から大きなコールが巻き起こり、この日最大級の熱気に包まれた。
本編ラストとアンコール
本編ラストを前に、カイは超特急と出会ってくれた8号車へ感謝の思いを伝える。そして「Big Ta-Da!」では、メンバーが心から楽しむような爽やかなパフォーマンスを届け、本編を締めくくった。
アンコールでは再びメンバーがフロアへ登場。「ガチ夢中!」「ラキラキ」を8号車とともに存分に楽しむと、最後のMCでは一人ひとりが胸の内を明かした。
カイは、「超特急の存在が何かを頑張る、何かを踏みとどまるきっかけになれたら」と語り、アロハは「あっという間に終わってしまったツアーでしたが、今までのツアーの中でいちばん好きなツアーでした」と振り返った。宙を舞う演出についても、怖さがありながら「一歩踏み出さないといけないと思って」と明かし、「感動する景色でしたし、空を飛んでよかった。地元の神奈川に帰ってこられたのもうれしかったです!」と笑顔を見せた。
ユーキは、11月25日、26日に控える東京ドーム公演にも触れながら「あまり焦らず、東京ドームも決まっていますし、安心していろんな景色を見せていけたらと思います。最高のライブを一緒に作ってくれてありがとうございます!」と感謝。「リョウガのユーモアがないから笑いに変えられない…」とこぼすと、メンバーが次々とユーキを抱きしめる一幕も。ユーキは涙を浮かべながら、リョウガへ「早く帰ってきて!」と思いを届けた。
そしてラストは、マサヒロらがリョウガの写真が入ったうちわを手に「Draw イッパツ!」。8人と会場いっぱいの8号車、そしてこの場にはいないリョウガまでがひとつになったような大団円で、ツアーファイナルは幕を閉じた。
今後の期待
それぞれの高いダンス&歌唱スキル、9人の結束、そして超特急らしい遊び心とエンターテインメント性。そのすべてを詰め込んだ圧倒的なショーは、11月の東京ドームでどんな景色を見せてくれるのか、期待をさらに高める一夜となった。



