ゴリラクリニックによる連載「男のアンチエイジング」第9回では、ゴリラクリニック銀座ANNEX院の院長・太田博之医師に取材。日焼け止めを塗る男性と塗らない男性では、数年後にどのような差が生まれるのか。紫外線による肌老化の仕組みや、男性が知っておきたい日焼け止めの選び方、間違いやすい紫外線対策について聞いた。
日焼け止めを塗る男性と塗らない男性、数年後に差は出る?
日焼け止めを「塗る男性」と「塗らない男性」では、数年後にかなり大きな差が出るでしょう。紫外線はシミだけでなく、しわやたるみも引き起こすため、肌全体の印象に深刻な影響を与えるからです。紫外線による肌老化は「光老化」とも呼ばれ、老け顔の大きな原因の一つだと言えます。
男性は女性より紫外線ダメージを受けやすい?
紫外線による肌への影響には性差があると言われています。女性はメラニンが活性化しやすいためシミができやすい一方で、男性は女性に比べて肌の水分量が少なく、バリア機能も弱いため、ダメージが蓄積しやすく、しわやたるみが起きやすいと考えられます。
紫外線で老化しやすいのは「顔・首・腕」
紫外線の影響が特に出やすいのは、顔、首、腕など露出の多い部分です。腕や首にはしわができやすくなり、顔も同様にしわが深くなったり、たるみやシミが生じやすくなったりします。
SPFだけでは不十分?日焼け止め選びのポイント
SPFが高いほど紫外線を防ぐ効果は強くなりますが、それだけで選ぶのは不十分です。紫外線にはさまざまな種類がありますが、代表的なものとして「UV-A」と「UV-B」が挙げられます。これらは肌への影響や対策方法が異なります。肌への影響として、UV-Aはしわやたるみを引き起こし、PAという指標でカットします。UV-Bはシミを引き起こし、SPFでカットします。このような違いがあるため、SPFだけでなく、PAにも注目して選ぶことが大切です。
「SPF50なのに老ける人」の意外な落とし穴
日焼け止めとしてよく販売されているものには、SPF30とSPF50があります。SPF30は水で流れやすいため、普段使用している洗顔料で落とすことができます。敏感肌の方や毎日のデイリー使いに適しています。ただし、水で流れるということは汗でも流れやすいため、定期的な塗り直しが必要です。屋外で長時間過ごす場合は、1.5~2時間ごとの塗り直しが目安となります。一方、SPF50は水では流れにくく、塗り直しの頻度も少なくて済むため、日中の管理が比較的楽です。ただし、SPF50のような強力な日焼け止めは、水や洗顔料だけでは落としきれないことが多く、メイク落としなど専用のクレンジングが必要になります。男性にありがちな間違った紫外線対策として、SPF50を使用しているにもかかわらずクレンジングをしておらず、結果的に肌荒れの原因になってしまうケースがあります。
日焼け止めだけでは防げない老化もある
老化は日焼けだけでなく、加齢や生活習慣によっても進行します。そのため、しわやたるみ、シミは日焼け止めだけで完全に防げるものではありません。ただし、紫外線は老化の大きな要因の一つであるため、日焼け止めは有効な予防策と言えます。また、日傘や帽子などを活用し、物理的に紫外線を遮る対策も併せて行うと、さらに効果が期待できるでしょう。
シミ・毛穴・しわ…紫外線由来の悩み相談は増加
当院では中高年男性の受診が年々増えています。その悩みの多くが、しわやたるみ、シミです。加齢による影響もありますが、生活習慣を伺うと、日頃から紫外線を多く浴びていることが大きく関係していると感じます。当院ではシミや毛穴の開き(たるみ毛穴)、しわに対する治療を数多くご用意しています。例えば、シミにはレーザー治療や光治療、毛穴にはダーマペンやポテンツァ、しわにはボトックス注射やヒアルロン酸注入、たるみにはHIFU(ハイフ)などの医療施術があります。無料カウンセリングで診察したうえで、それぞれの症状に適した方法をご提案し、メスを使わない自然な若返りをサポートしています。



