映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日公開)のグローバル記者会見が17日、米ニューヨークで行われた。主演のトム・ホランド、ゼンデイヤ、セイディー・シンク、ジェイコブ・バタロン、ジョン・バーンサル、デスティン・ダニエル・クレットン監督、プロデューサーのケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカルが出席。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初参加となるシンクの極秘キャラクターが大きな話題を集めた。
「Stranger Things」ジョークが炸裂
会見の冒頭、司会者が「プレス資料に間違いがあります。キャラクター名が載っていないんですよ」と切り出すと、シンクは「ええ、不思議ですよね?」と笑顔で応じた。すると、共演のジェイコブ・バタロンが、シンクの代表作『ストレンジャー・シングス』を引き合いに「もっと奇妙なこと(Stranger Things)だって起きてるしね」とジョークを飛ばし、会場は歓声と拍手、笑いに包まれた。
司会者から「役作りで苦労したことは?」と尋ねられると、シンクは笑いながら「言えません」「ダメです」と即答し、再び会場を沸かせた。一方で、本作への参加については「私はスパイダーマンの大ファンで、特にトム版のスパイダーマンが大好きなので、この作品に参加できるのは本当に夢のようです」と喜びを語った。
オーディションなし!ファイギが明かす抜擢の舞台裏
プロデューサーのケヴィン・ファイギは、シンクの起用について意外な舞台裏を明かした。当初は「どんなキャラクターを登場させるか」を議論していた段階だったが、共同プロデューサーのエミリー・フォンが「セイディー・シンクならこの役を演じられる」と提案。クレットン監督も『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年)でシンクと仕事をした経験から賛同し、一気に起用が決まったという。
「その瞬間、『彼女しかいない。このキャラクターにしよう』となりました。だからオーディションは一切ありませんでした」とファイギが明かすと、ホランドは「それはうらやましいな。本当にうらやましい」と苦笑い。自身がスパイダーマン役を射止めるまでに7回もオーディションを受けたことを振り返り、会場は笑いに包まれた。
シンクが語る撮影現場の温かさ
シンクは、初めて参加したマーベル作品の撮影について、「これほど大きな作品に参加するのは正直圧倒されました」と告白。その一方で、「一番驚いたのは、現場がとても温かくてリラックスした雰囲気だったことです。ここにいる皆さんのおかげでした」とキャストやスタッフへの感謝を口にした。
エイミー・パスカルは、シンクが演じるキャラクターについて詳細は伏せながらも、「彼女だけでなく、この映画に登場する全員が、孤独や疎外感、自分は周囲と違うという感覚を抱えています。それが作品全体を貫くテーマなんです」と説明。本作のテーマ性を強調した。
ホランド絶賛「彼女は語られざるヒーロー」
会見の最後には、ホランドが改めてシンクを絶賛。「セイディーは、すでに家族のように出来上がっていたチームへ飛び込んできました。でも完璧に馴染んでくれました。彼女がもたらした感情やプロ意識、そしてハートこそ、この映画に必要だったものです。新鮮な風を吹き込み、これまでのシリーズにはなかった魅力を与えてくれました」と称賛。
そして、「僕にとってセイディーは、この映画の『語られざるヒーロー』なんです」と最大級の賛辞を贈ると、シンクは笑顔で「映画を観てもらえれば、すべて分かります」と語り、最後まで秘密を守り抜いた。
本作は7月31日より全国公開。シンクの極秘キャラクターがどのような役割を果たすのか、ファンの期待は高まるばかりだ。



