第51期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の挑戦者が27日、前名人の芝野虎丸棋聖(26)=十段とあわせて二冠=に決まった。この日の挑戦者決定リーグ戦の最終局で許家元九段(28)との直接対決を制し、通算7勝1敗で前期に続くリーグ優勝を果たし、一力遼名人(29)=王座・天元とあわせて三冠=への挑戦権を獲得した。
リーグ最終戦で挑戦権を決める
芝野は星一つ差で追う2位の許家元九段との直接対決を制し、前期に続く挑戦権を獲得した。一力と芝野の七番勝負は3期連続となる。芝野は前々期、名人として一力の挑戦を受けて失冠し、奪還を目指した前期も敗退。今期、再びリーグ優勝して雪辱の舞台に上がってきた。
一力との3期連続の七番勝負
一力と芝野はともに次代を担う逸材としてプロ入り当時から注目され、一力は2016年から、芝野は19年から当時の絶対王者、井山裕太碁聖(37)との七大棋戦の番勝負に挑み続けた。22年、一力が棋聖を、芝野が名人を井山から奪取。23年から「ポスト井山」の座を争う両者の番勝負が始まった。
過去の対戦成績
ふたを開ければ一力の連戦連勝。昨年まで名人戦を含む5度の番勝負はすべて一力が制し、史上3人目の五冠を達成。かたや芝野は一時無冠に追いやられ、両者の天下取りレースは決着がついたかに思われた。
七番勝負は8月26日に甲府市で開幕する。芝野の反撃は今年から始まっている。



