『我々は宇宙人』オタワ国際アニメ映画祭で長編グランプリ 門脇康平監督が史上最年少受賞
『我々は宇宙人』オタワで長編GP 門脇監督が史上最年少

公開中の長編アニメーション映画『我々は宇宙人』が、カナダで開催された「第50回オタワ国際アニメーション映画祭」で長編アニメーション部門のグランプリを受賞した。29歳の門脇康平監督は、同部門のグランプリ受賞監督として史上最年少となる。

監督コメント「人生で初めていただいた賞」

門脇監督は受賞を受け、「自分はこれまで一度も映画賞をもらったことがありませんでした。そんな自分が人生で初めていただいた賞が、まさか世界3大アニメーション映画祭のコンペ部門グランプリとなるとは夢にも思いませんでした。ここまで導いてくださったすべての方へ感謝したいです」とコメントした。

さらに「公開が始まって、想像していなかったような毎日を過ごしていたところに、贈り物のような朗報でした」と、国内公開直後に届いた喜びを語った。

作品概要と上映実績

『我々は宇宙人』は、映画レーベル「NOTHING NEW」による初の長編アニメーション作品。内気な青年・翼と、人気者の暁太郎の30年にわたる友情を描く。門脇監督が企画・脚本も手がけ、翼の声を坂東龍汰、暁太郎の声を岡山天音が担当。山﨑天、松井ケムリも声優として参加している。音楽はYaffle、主題歌はadieuの「ささくれ」。

本作はカンヌ国際映画祭の監督週間でワールドプレミア上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門にも選ばれていた。

審査員の評価と「ともだち予告」

オタワ国際アニメーション映画祭の審査員は、日常の中で見過ごされがちな出来事を異なる視点から捉えた作品として評価。アニメーションの美しさや感情表現、映画としての完成度にも言及している。

あわせて、“友情”にフォーカスした「ともだち予告」も公開された。小学3年生の春に出会い、親友になった二人は、意味のない会話を交わし、放課後を一緒に過ごし、二人だけの遊びに夢中になっていく。くだらないことで笑い合い、ただ一緒にいるだけで楽しかった、そんな誰の記憶の中にもあるような<ともだちとの時間>が鮮やかに映し出されている。