テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が、札幌の出張先で人気寿司店に約200回電話をかけ、ようやく予約を取ったものの、電話を切った直後に自分が置かれた状況に気づいて青ざめたという。14日深夜放送のニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜27:00~28:30)で、その舞台裏を語った。
200回かけてようやくつながった電話
札幌での仕事が決まった佐久間氏は、以前訪れて感激した寿司店への再訪を計画。マネージャーやアシスタントがいないため、出張先の食事も自分で手配するという。しかし、人気店の多くは2人以上でないと予約できず、一人での食事には苦労していた。
今回の寿司店はカウンター席があり、一人でも予約できる可能性があった。ただ、札幌に到着するのは木曜の夜。人気店の席を、指定した日時に確保するのは容易ではない。
予約受付の開始日に電話をかけたものの、まったくつながらない。リダイヤルを繰り返し、会議を挟んで再び挑戦するなど、約1時間にわたって電話をかけ続けた。佐久間氏によると、その回数はおよそ200回に達したという。
「一人の席はもう埋まっちゃいました」
ようやく電話がつながり、希望する日時に一人で入れるか尋ねると、店からは「一人の席はもう埋まっちゃいましたね」との返事。諦めかけたところ、2人用の個室だけは空いていると告げられた。
一人で行く予定だったため、本来なら予約はできない。それでも、200回も電話した苦労が頭をよぎったのか、思わず「じゃあ、お願いします」と返答。2人席を予約してしまったという。電話を切ったあと、「やっば!」と我に返った佐久間氏。札幌で仕事がある平日の夜に、誰を誘えばいいのか。そこから同行者探しが始まった。
大学時代の友人に「札幌に来てくれることは可能ですか?」
仕事で会う人たちに声をかけたものの、なかなか予定が合わない。番組スタッフにも相談したが、収録などの事情で断られ、佐久間氏は予約を諦めることも考え始めた。
そこで思い出したのが、大学時代の同級生だった。大の寿司好きで、全国の飲食店にも詳しい友人。佐久間氏はまず、店の評判や料理の情報をLINEで送り、興味を持ってもらう作戦に出た。友人から「おいしそうだね」と返事が来ると、すかさず予約が取れていることを明かした。そして「ご飯は僕は払うんで。ただ、札幌に来てくれることは可能ですか?」とお願いしたという。
寿司を食べるためだけに、平日の仕事を調整して札幌へ来てもらうという無茶な依頼。友人は「ちょっと1回待ってくれ」と返答したが、約30分後には「行ける! 行きます!」と連絡してきた。「30分で有休を決めてきた」と驚きながら振り返った佐久間氏。さらに後日、札幌近郊のイタリアンにも2席の空きがあることが分かり、延泊まで相談すると、友人は再び快諾。食事の予定は、思いがけず充実した札幌滞在へと発展した。
念願の寿司と、思いがけない締めのラーメン
念願の寿司は期待通りのおいしさだったが、翌朝から仕事のある佐久間氏と違い、友人は旅行を満喫する気満々。寿司のあとにバー、さらにラーメンへと誘われた。佐久間氏は内心では帰りたいと思いながらも、「俺が札幌に呼びつけてんだから」と断れず、最後まで同行。チャーシュー味噌ラーメンまで食べ、「めちゃくちゃ気持ち悪くなっちゃって」と、翌日の仕事に向けて思わぬ苦労を味わったという。
「200回は本当でしょうか?」疑惑に反論
この話を聞いたリスナーからは、「お寿司屋さんの予約の電話200件は本当でしょうか?」「実際は10回くらいですか?」という疑問が寄せられた。別のリスナーも「エピソードトークを十倍盛り始めたらもう病気です」と、冗談交じりに指摘した。
これに佐久間氏は、人気店の予約受付では電話をかけても呼び出し音が鳴らず、すぐに切れることが多いと説明。数秒から10秒ほどで何度もかけ直すため、短時間でも回数が増えるのだという。「200回は少ない方」と話し、都内の店では400回ほどかけた経験もあると明かした佐久間氏。「これは全く盛ってない(笑)」と疑惑を否定し、予約のために何百回も電話をかける人がいることを力説していた。
【編集部MEMO】『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏がパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組。2019年4月にスタートし、テレビ番組や映画、エンタメ業界の話題のほか、仕事や家族との日常で起きた出来事などを届けている。