パワーカップルのリアル:高収入でも余裕なし、家事育児に追われる実態
パワーカップルのリアル:高収入でも余裕なしの実態

「世帯年収が高い=余裕がある」というイメージは、必ずしも現実を反映していない。共働きで高収入を得る“パワーカップル”は、外から見れば華やかに映るが、実際には終わらない仕事、回らない家事、子育ての綱渡り、そして「それだけ稼いでるなら…」という周囲の言葉に、日々静かに疲弊している――。

新連載4コマ漫画『パワーカップルも楽じゃない』では、読者アンケートで集めたリアルな“喜怒哀楽”をもとに、パワーカップルの暮らしの実態を1話完結で描く。第1話は「でも、やりたいんでしょ?」昇進に迷う妻へ、夫がかけた一言に救われたエピソードを紹介。全20話を一気読みできる。

パワーカップルの定義と実態

パワーカップルとは、主に「夫婦それぞれの年収が700万円以上」(ニッセイ基礎研究所)や、「夫の収入が600万円以上、妻の収入が400万円以上で、世帯年収が1,000万円以上の共働き世帯」(三菱総合研究所)を指すとされる。さらに近年では、世帯年収1,500万円以上の共働き子育て世帯を「パワーファミリー」(日経ビジネス)と呼ぶこともある。

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しかし、夫婦ともに働いて高い収入を得ていても、暮らしに余裕があるとは限らない。仕事の責任が重いほど、家事・育児・生活の段取りに回せる時間は削られがち。物価高が続く中、都心では夫婦共働きでも“お金も手間もかかる子育て”に直面するケースは少なくない。外からはキラキラに見えても、パワーカップルの毎日は想像以上に楽ではない――そんな現実がある。

漫画で描かれるリアルな葛藤

『パワーカップルも楽じゃない』は、会社員で漫画家の青木ぼんろ氏が手がける。青木氏は「日々のことを漫画に描いたりしています。おそらく誰の人生にも、何の影響も及ぼさない漫画ですが良かったら」とコメント。読者アンケートをもとにしたエピソードは、共働き家庭のリアルな悩みや喜びを反映している。

例えば、昇進の機会に迷う妻に対し、夫が「でも、やりたいんでしょ?」と背中を押す場面。高収入ゆえに「周りからは余裕があると思われるが、実際は時間的・精神的余裕がなく、家事育児の負担が偏りがち」という声が多く寄せられている。

パワーカップルを取り巻く社会的背景

日本の共働き世帯は増加傾向にあり、総務省の労働力調査によれば、2023年の共働き世帯は約1,200万世帯と、専業主婦世帯を大きく上回る。その中でも高収入カップルは増えており、パワーカップルという言葉が浸透しつつある。しかし、収入が高いほど仕事の責任も重く、家事・育児の外部委託(ベビーシッターや家事代行)に頼るケースも多いが、それでもすべてをカバーできるわけではない。

パワーカップルの現実を描く本連載は、読者に共感と気づきを与える内容となっている。青木ぼんろ氏のTwitter(@aobonro)でも情報を発信中。

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