向井理、新ドラマでMR役「専門用語は魔法の言葉の羅列みたい」
向井理、新ドラマでMR役「専門用語は魔法の言葉の羅列みたい」

俳優の向井理さんが、WOWOWプライムで10月4日から放送されるドラマ「MR-医薬情報担当者-」に主演する。向井さんは、製薬会社のMR(医薬情報担当者)で、2型糖尿病の画期的な新薬の商品化に奔走する紀尾中を演じる。専門用語が多く含まれるせりふについて「魔法の言葉の羅列みたい」と語り、状況を伝える演技を意識したという。

ドラマの内容と向井さんの役柄

物語は、製薬会社のMR・紀尾中(向井理)が、2型糖尿病の新薬の商品化に取り組む中で、ライバル社のMR・鮫島(要潤)からの妨害工作に遭い、さらに紀尾中自身が患者に薦めた別の薬が薬害訴訟の危機を招くという展開。患者ファーストのMRとビジネス至上主義のMR、製薬会社上層部や医療関係者たちの対立や葛藤を通して、命と医療の本質に迫る。

向井さんは「わかりやすい対立や、自分と相手の理想の違い」を描きつつ、「謎解き要素や、見終わった時の爽快感もあります」と作品の魅力を語る。

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専門用語への向き合い方と演技の工夫

MRは医師や薬剤師らを訪問し、医薬品の有効性、安全性などに関する情報を提供する営業職。せりふ量も専門用語も多く、向井さんは「魔法の言葉の羅列みたい。だから、状況さえ分かってくれればいいなと割り切りました」と語る。演じる紀尾中が今ピンチなのか、危機を脱したのか、これから窮地に向かっていくのかを、表情だけでなく声のトーンでも伝えるよう心がけたという。

その演技の土台には、舞台で培った経験がある。今年7月、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」で約3年ぶりにハリーを演じた。収容人数1000人超の大劇場では、後方席の観客は俳優の表情までは見えないため、「ちゃんと声で芝居をしようと。感情をのせるのもそうだし、せりふの圧や、間。それを映像でも意識したのは初めてかもしれない」と振り返る。せりふ回しだけでなく、立ち居振る舞いにも注目だ。

製薬監修によるリアルな描写

本作には製薬監修が入り、病院の廊下の真ん中を歩かない、非常階段を使うなど、MRの実際をリアルに描いている。向井さんは「表に出ることの少ない職業。知ってもらえるきっかけになればいいなと思います」と話す。

向井さんは大学で農学部生命科学科に在籍し、遺伝子工学を専攻。インスリンを扱う実験をしていたといい、「わかりやすく言うと卵の中にインスリンを作って、それを食べれば血糖値が下がる、みたいな。そんなシンプルな話ではないですが、本作に雑学として生きたので無駄ではなかったなと思います」と語った。また、最近ハマっている食べ物にはレトルトのおかずを挙げ、「楽だし、種類が多くて飽きないので。3時間40分ある舞台の間は1公演で1キロやせるので、休演日に大量に買い込んでいました」と明かした。

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