エリート銀行員と、シンガー・ソングライター。四半世紀にわたり、サラリーマンの仕事と創作活動を両立してきた小椋佳さん(66)は、50歳を目前に銀行員の肩書をはずします。
「人間とは何か」という思い
第二の人生に向かって背中を押したのは、「人間とは何か」という哲学的な思いでした。
もう見たいものは…49歳のときだ。銀行に退社の意思を伝えると、副頭取から声をかけられた。「話をしたい」当時の役職は財務サービス部長という要職。その人事は副頭取に権限があった。
料亭での会話
料亭に呼ばれ、杯を酌み交わす。「なんでやめるんだ」副頭取とはマージャンを楽しんだ間柄。その親しい上司の表情が曇る。



