『ミヤネ屋』フジドラマ騒動特集 専門家が指摘した3つのポイント「行き違いがあった」
ミヤネ屋フジドラマ騒動特集 専門家が3つのポイント指摘

8日放送の読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』(月〜金 後1:55)は、フジテレビ4月期連続ドラマ『夫婦別姓刑事』の撮影をめぐる一連の問題を特集した。番組では桜美林大学の西山守准教授が、事態の背景にある3つのポイントを指摘し、関係者間の行き違いや過剰なコンプライアンス意識、憶測に基づく「悪者探し」の弊害について解説した。

「ボタンの掛け違い」が問題を深刻化

西山氏はまず、主演の橋本愛さんと佐藤二朗さんの間で生じた誤解について言及。橋本さんが身体接触に制限があることを佐藤さんに直接伝えなかったのではなく、両者のマネージャーとフジテレビのプロデューサーが協議の上で伝えなかったと指摘。「橋本さんが伝えてなかったという風に佐藤さんが誤解してしまった部分があったのかな」と述べ、両俳優が攻撃の対象になっているが、必ずしも2人に問題があったわけではないと強調した。

フジテレビの過剰なコンプライアンス志向

次に、フジテレビの対応について西山氏は「SNS等では過去の中居さんをはじめとする事案から学んでいないという批判があるが、逆に学びすぎた。非常にリスク回避志向、コンプライアンス志向が強くなり、弁護士も入れて調査し、佐藤さんに厳重注意という厳しい対応を取った」と説明。佐藤さん側からすれば、自身の行為がそこまでの処分に値するのか疑問が生じるのは無理もないとし、フジテレビ側がコンプライアンスに敏感にならざるを得なかった事情も理解できると述べた。

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「悪者探し」の暴走が事態を悪化

さらに西山氏は、本来問題だったのは身体接触そのものではなく、その後の行き違いであるにもかかわらず、「佐藤さんの身体接触が悪い」「橋本さんが拒否したのは女優としてどうか」といった的外れな批判が起きたと指摘。さまざまな解釈が可能な中で、決めつけや憶測による「誰が悪い」という空気が広がったと警鐘を鳴らした。

その上で、西山氏は「不手際や落ち度はそれぞれにあるが、悪人がいる事案ではない」と総括。佐藤さん側にしわ寄せがあったのは事実だが、直接話さず間を介していれば問題は起きなかった可能性に言及。関係者の対応にも落ち度があったとしながらも、「お互い間違ったところがあったら反省し、次に向けて進んでいけばいい。世の中もそう受け入れるべきではないか」と締めくくった。

発端となった文春報道とフジテレビの対応

佐藤二朗さんをめぐっては、1日に『文春オンライン』が共演者に対するハラスメント行為を報道。佐藤の事務所は一連の経緯を説明するとともに、報道内容に「到底受け入れることはできません」と反論。佐藤自身もSNSで「数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります」と投稿した。

これに対しフジテレビは2日、文春報道を「遺憾」としつつも、「厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実」とコメント。さらに7日には公式サイトで約5300字の詳細な説明を公開し、「主演を務めたお二人の俳優に対して、多大なるご負担とご心労をお掛けする現状についてお詫び申し上げます」と謝罪した。説明では「出演に至るまでの確認・共有」「撮影時の配慮事項の共有及び調整」「その後の環境調整及び関係者への対応」の3項目に分けて経緯を記し、二次被害防止のため正確な事実関係を伝える必要性を強調した。

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