NHK長崎放送局主催の「ぎゅっと!秋のNHK感謝祭」が12日、長崎市で開催され、大河ドラマ『豊臣兄弟!』スペシャルトークショーに長崎県出身の俳優・前原瑞樹が登壇した。副田甚兵衛(甚助)役を演じる前原が、役作りや撮影の舞台裏、共演者とのエピソード、ふるさと長崎への思いなどを語った。
甚助の役柄と印象に残る場面
前原が演じる甚助は、豊臣兄弟の妹・あさひ(倉沢杏菜)の夫。天真爛漫なあさひを温かく支える良き夫であり、小一郎(秀長=仲野太賀)たちと行動を共にしながら物語を彩る人物だ。
トークでは、これまでの撮影を振り返り、特に印象に残っている場面として「金ヶ崎の撤退戦」を挙げた。「第14回 絶体絶命!」で描かれた場面について、「甚助が初めてしっかりと立ち回りに参加して、家臣団が一致団結して命からがら逃げるシーンだったので、すごく思い出に残っています」と語った。
時代劇の難しさと共演者との絆
また、時代劇ならではの芝居の難しさにも言及。「今と全く違う価値観、例えば人を斬って成り上がっていく。どれだけ想像しても足りないんです。生身の俳優としてそれをどう表現できるのか」と役への向き合い方を明かした。その上で、「太賀くんと池松さんが先頭に立って、自分たちの芝居をつくっていっています」と、仲野太賀、池松壮亮との撮影を振り返った。
作品を支える「豊臣ファミリー」の絆については、「何があっても帰ってくる場所があるという、家族の絆だと思っています」と説明。甚助としては、出世していく秀吉、秀長を見ながら「遠い存在になっていく感じ」があるという一方、「太賀くん、池松さんは、『(自分たちは)豊臣ファミリーとしていようね』とずっと話をしてくれていて、家族の温かさを毎回感じています」と共演者との関係性を語った。
今後の展開への期待
今後の展開については、「これからは家族が離れていく瞬間もあるのですが、強い絆があるからこそ、それぞれが豊臣のために散らばっていくんだなと思います」とコメント。甚助とあさひの別れも控えているとし、「甚助とあさひの別れは、やりがいのある台本をいただいたなと思っているので、楽しみにしていただければと思います」と期待を呼びかけた。
さらに「秀吉さん・秀長さんの天下取りがますます進んでいきますので、終盤にもご期待いただければと思います」と語り、今後の物語への思いを寄せた。



