俳優の長谷川京子が、FODで配信中のドラマ『ペンション・恋は桃色 season4』に新たに加わった。長谷川が演じるのは、斎藤工扮するヨシオの元恋人・カコ。リリー・フランキーとは20年以上の親交があり、久々の本格共演となった。
インタビュー中も終始笑いが絶えず、作品さながらのゆるやかな空気を漂わせる2人。長谷川が加わった撮影現場の裏側から、アドリブを生かす芝居、役作りに対する考えまで語ってもらった。
「寅さんみたい(笑)」シリーズで恋を重ねるリリー
――長谷川さんはseason4から参加されたわけですが、本作にはどんな魅力を感じましたか。
長谷川:season3を拝見したのですが、すごくファンタジーなのに、ちゃんと芯を食っているところもあって。何より、作品全体がすごくクリエイティブなんですよね。出演されている方も、作っている方も、ものづくりに対する熱量がある。それにリリーさんが出演されている作品でもあったので、「ぜひご一緒したい」と思いました。
リリー:でもね、このシリーズって、だいたいいつも僕が恋する話なんですよ(笑)。なのに今回は京子ちゃんが出てくれるのに、僕との恋じゃないんです。
長谷川:だって、リリーさんはseason3でMEGUMIちゃんと恋してましたから(笑)
リリー:いや、毎回恋してるんですよ。season2では剛力彩芽ちゃん、season1では筧美和子ちゃん、三倉茉奈さんと。
長谷川:え、寅さんみたい(笑)
リリー:そうそう(笑)。だから「今回は京子ちゃんが来るのに、なんで(斎藤)工くんなんだろう」って…。
長谷川:私だとちょっと生っぽくなっちゃうんじゃないですか(笑)
リリー:生々しいのがいいんじゃない。
長谷川:だって、この作品はファンタジーだから(笑)
リリー:残念な想いです。
長谷川:私、工くん演じるヨシオの元カノなのに、リリーさんとも恋したら大変ですよ(笑)
リリー:それがリアルでいいじゃない。近いところを渡り歩く感じで(笑)
長谷川:いますよね、そういう人(笑)
リリー:今回は工くんの恋の話だけど、前回は娘のハル(伊藤沙莉)が初めて恋をして。そうやってシリーズごとに、いろんな人の恋を描いてきたんですよね。
「部活」の空気感をまとう撮影現場
――長谷川さんが新たに加わったことで、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
リリー:京子ちゃんが画面に映るだけで、現場が華やかになるんですよ。普段は、むさ苦しいメンバーばっかりだから(笑)
長谷川:私はああいう現場、大好きでした(笑)。本当にペンションを貸し切って撮影していたので、メイク室も普通のお部屋なんですよ。ベッドも置いてあって、私がメイク室に入ったらリリーさんがそこで寝ていたんです(笑)。
リリー:「長谷川さん、お気になさらず着替えてください」って(笑)
長谷川:最初、本当に気づかなかったんです。「リリーさん、いたんだ!」ってなりました(笑)。しかも、そのうち数秒ですぐ寝ちゃって、いびきをかいていて。でも、その姿を見て「リリーさんって、人がいるところだと安心して眠れる人なのかな」って思ったんです。普段はすごく大人として落ち着いているのに、ちょっと子どもみたいな部分が垣間見えた気がしました。
リリー:撮影が終わると、僕らが泊まっている別のペンションで飲み会になるんですよ。なかでも、高木完ちゃんと鈴木慶一さんが、とにかく元気で(笑)。俺たちが撮影を終えて戻るのが夜中の1時とかでも、「さあ飲むぞ」って待ってるんです。
長谷川:あれには本当にびっくりしました(笑)
リリー:久しぶりのお芝居だった高木完ちゃんなんて、実は相当緊張してたみたいで、YOUが本読みを手伝ってあげたらしいんですよ。それで本番になったら、第一声がめちゃくちゃ小さい(笑)。このドラマの監督って、基本ダメ出ししない人なんですよ。何でも「OK!」って言うのに、その時だけ走ってきて「高木さん、もう少し大きい声でお願いします」って(笑)
長谷川:(笑)。でも本当に、私は皆さんすごくリラックスしているように見えていたんです。だから、高木さんも全然緊張していないんだと思っていました。
リリー:毎回言ってるけど、この作品って“部活”なんですよ。京子ちゃんみたいに久しぶりに一緒に芝居をする人もいるし、新しい仲間も来る。そういう空気も含めて、このシリーズの面白さなんじゃないかなと思います。



