是枝監督が小学生に映画作り指導 にかほ市でワークショップ
是枝監督が小学生に映画作り指導 にかほ市で

にかほ市をロケ地に映画「ルックバック」(9月11日公開)を撮影した是枝裕和監督が講師を務める小学生向けの体験教室「映画づくりワークショップ」が同市で開かれた。参加した市内の小学5、6年生計18人が、3日間で映像作品を作り上げた。

映画通じもの作りの楽しさを体感

映画を通じてもの作りの楽しさを体感してもらおうと、同市が主催した。「ルックバック」撮影時に市民から受けた協力への感謝を込め、是枝監督ら制作スタッフが講師を引き受けた。

体験教室は28~30日に行われた。子供たちは3班に分かれ、“是枝組”のディレクターらのアドバイスを受けながら、3日間で映像作品各1本を制作。初日の顔合わせでは緊張した様子だったが、2日目からカメラや録音機材を使った本格的な撮影が始まると、楽しそうに取り組んでいた。

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是枝監督のアドバイスと編集作業

勉強が得意な少女とバレーボール部の少女の友情を描いたグループでは、リハーサルの合間に出演者が、小道具のボールをトスして遊んでいた。是枝監督はこれを見逃さず、「トスをしながら会話した方が動きが出て良い」とアドバイス。撮影現場で発見したことを大事にし、脚本も書き換えるという是枝監督の真骨頂が垣間見えた。

30日は編集作業が行われ、聞き取りづらいセリフを別録りして乗せ替えたり、NGシーン集を作ったりと、プロ顔負けの作業が続いた。小学生(12)は、「何回も撮り直すのが大変だったけど楽しかった。映画作りの大変さ、役者のすごさがよく分かった」と振り返った。

上映会で保護者らから拍手

同日夕の上映会では、保護者らから大きな拍手が送られた。スタッフは「遠慮がちだった子供たちが次第に意見を言うようになり、楽しそうになってきた」と、成長をたたえた。是枝監督は「人間ドラマ、SF、アクションと3本それぞれ持ち味があって面白かった。大人でもなかなか出来ないシーンがあり、感動した」と講評した。

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