甲斐翔真、上坂樹里は「直美のそのもの」 『風、薫る』で育んだ夫婦の空気感
甲斐翔真、上坂樹里は「直美のそのもの」 『風、薫る』で育んだ夫婦の空気感

NHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土 前8:00 NHK総合ほか)で朝ドラ初出演を果たした俳優・甲斐翔真がインタビューに応じた。陸軍二等軍曹・小川吾郎役で出演する甲斐は、看護師として働く母との縁を感じた作品への思いや、大家直美役・上坂樹里との共演で生まれた関係性について語った。

朝ドラ初出演、母は涙

甲斐が演じる小川は、友人の見舞い先で直美と出会う陸軍の軍人。豪快さと純朴さを併せ持ち、愛情深く真っすぐな性格で、時折ユーモラスな一面ものぞかせる人物だ。

朝ドラ出演が決まった際の家族の反応について、甲斐は「母は泣いていましたね」と振り返る。母は、長年介護の仕事をしながら3人の子供を育て上げ、子育てがひと段落したタイミングで甲斐の祖母を看取り、その際に出会った看護師を目指そうと決意し、国家資格を取得。現在は訪問看護に携わっているという。「看護に対する強い思いがある人なので、本当にうれしかったと思います」と話し、看護婦を目指す主人公を支える役を演じることに特別な縁を感じたと明かした。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

舞台経験が生きた撮影現場

近年は舞台を中心に活動してきた甲斐だが、映像作品に挑戦したいという思いから数年前からスケジュールを調整していたという。「思っていた100倍いい結果になった」と語り、夜ドラと朝ドラという大きな作品に続けて出演できたことを「恵まれた運」と表現した。

また、NHKの撮影現場については「舞台みたいな撮り方」と印象を語る。リハーサルを重ね、長回しで撮影するスタイルは、5年間積み重ねてきた舞台経験が大いに生きたという。「この10年目に朝ドラと出会えたことには意味があるし、『今で良かったな』と心から思います」と実感を込めた。

視聴者を意識した役作り

今回の作品では、多くの視聴者が見る朝ドラだからこそ、自分本位ではなく視聴者の目線を意識するようになったとも明かした。「『風、薫る』をご覧くださる視聴者の皆さんが何を求めているのか」を考えながら役と向き合ったことが大きな学びだったといい、SNSで寄せられる年配層の視聴者からのメッセージにも励まされているという。「全国のおじいちゃん、おばあちゃんを喜ばせたいと思います」と笑顔を見せた。

上坂樹里との夫婦役

直美役・上坂との共演については、初対面で「この方と夫婦になるんだと思いました」と回想。当初は可憐な印象だったが、撮影を重ねる中で「芯が通った、核のある方」という印象へ変化したという。カメラの前以外では芝居の話をほとんどせず、何気ない会話を積み重ねたことが、夫婦役としての自然な空気感につながったと振り返る。

撮影が進むにつれ、役と自身がシンクロしていく感覚もあったという。現場ではマイクの操作まで自然と2人一緒に行うようになり、「意識してというより、結果的にそうなっていった。それがお芝居の助けにもなりました」と語る。上坂については「まさに直美そのもの。『風、薫る』で直美を演じるべくして、この世界に入られたんじゃないかと思わされるぐらい、説得力のある直美でしたね」と絶大な信頼を寄せた。

小川という人物については、「人を真正面から見ることができる人は、昔も今も本当に美しい人間だと思います」と魅力を分析。さまざまな誘惑や情報があふれる現代だからこそ、「目の前にいる人をしっかり見られる能力は忘れたくない」と話した。また、小川の諦めない姿勢についても「僕自身も割と諦めない心の持ち主だと思っています」と、自身との共通点を明かしていた。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ