元NHKアナ山川静夫氏が語る歌舞伎の楽しみ方『大向うの人々』書評
元NHKアナ山川静夫氏が語る歌舞伎の楽しみ方

元NHKの看板アナウンサーで、紅白歌合戦の司会を14回務めた山川静夫氏。30冊近い著作を持つ古典芸能評論家でもある。その著書『大向うの人々 歌舞伎座三階人情ばなし』(講談社)は、著者の歌舞伎狂いを語る自叙伝的な趣がある一方、歌舞伎という日本固有の文化を楽しむための必読書に仕上がっている。

入門書とは一線を画す内容

歌舞伎関係の本は、ほとんどが入門書で、いかに歌舞伎が難解な芸能ではないかを強調するものが多い。あらすじの紹介や用語の説明に終始する本も多く、逆に歌舞伎は知識なくしては楽しめないような仕立てになっていることが多い。しかし、本書はそうした入門書とは一線を画す内容となっている。

本書は、PRESIDENT 2009年12月14日号で成毛眞(HONZ代表)が書評を担当。成毛氏は1955年北海道生まれ。中央大学商学部卒業後、日本マイクロソフト社長などを経て、現在は書評サイト「HONZ」代表を務める。

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