サッカー日本代表FWでスコットランドのセルティックに所属する前田大然(27)が10日、都内で自叙伝『がむしゃら なぜ俺は、こんなに走るのか――。』(幻冬舎)のお渡し会兼W杯報告囲み会見を開いた。W杯から帰国後初の公の場で、現在の心境と、試合で痛感したという“個の力”について語った。
W杯後の率直な心境
カナダ、メキシコ、アメリカの3カ国共催となった今回のW杯。日本代表はグループFを突破したものの、決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2で惜敗。3大会連続のベスト16入りはならなかった。
帰国直後は時差の影響もあり、早朝に起きてW杯の映像を観て「悔しい気持ちになっていた」と前田は明かす。しかし時間の経過とともに「今は次に向かっている」と前向きな姿勢を見せた。
「もちろん悔しい部分はありますけど、また次のシーズンが始まるので、しっかり切り替えないといけない。次のW杯を目指すよりは、まずは目の前の1日を大事にして、その先にW杯が4年後あると思うので、まずは自分のチームでしっかり結果を残したい」と語った。
痛感した個の力の差
前回大会から“個の力”の向上を目指してきた日本だが、前田は「まだまだ足りない」と指摘。「もっと個を磨いて、その先にまたW杯があると思う」と述べた。
特にブラジル戦では、「みんなで止めに行ったのにヴィニシウス選手が1人で打開していた。やっぱりそれぐらい個の力をつけないと、W杯でこれ以上、上に行くことはできないと感じました。自分も含めて、1人でゴールに直結できるような選手がもっともっと日本から出ていかないといけない」と、世界との差を改めて痛感したという。
自叙伝『がむしゃら』と今後の決意
前田の初自叙伝『がむしゃら なぜ俺は、こんなに走るのか――。』は7月7日に重版が決定し、好評を博している。所属するセルティックや日本代表で活躍する一方、そのキャリアは決して順風満帆ではなかった。何度つまずいても壁を乗り越えてきた経験、支えてくれた人々への恩返しのためにがむしゃらに走り続ける姿が綴られている。
前田は「まずは自分のチームでしっかり結果を残したい」と語り、個の成長を続ける決意を示した。次のW杯へ向け、日本代表の中心選手としての期待がかかる。



