綾小路きみまろさん「潜伏期間30年」50歳過ぎ花開く 努力が引き寄せた縁
綾小路きみまろ「潜伏期間30年」50歳過ぎ花開く

漫談家の綾小路きみまろさん(60)の有名なキャッチフレーズは「潜伏期間30年」。漫談のライブアルバムがミリオンセラーを記録し、人気が全国区になったのは50歳を過ぎてからだった。芸人としての花を咲かせたのは、努力が引き寄せた人との縁によるものだという。

満員のライブ、1時間の毒舌漫談

1年のうち100日以上を費やす地方営業の漫談ライブは、いつもほぼ満員だ。だれもが経験する人生の悲哀を題材にした毒舌漫談は、休憩なしで1時間続く。客の中心は60~70代。老いや夫婦間の問題などを取り上げたネタが、会場に向かって次々に飛び出す。

「怪獣の皆さま、会場の皆さま」「奇麗な方ばっかり…首から下が!」「豊かな教養、あふれる美貌、こぼれる脂肪!」。2千人収容の大ホールは、5秒に1回は爆笑が起こる盛り上がりよう。そこに間髪入れず、「あなたのような顔に笑われて、残念です!」と畳みかける。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

長い助走の末にたどり着いた「中高年の星」

公演日程は1年先まで埋まり、今では「中高年の星」と呼ばれるが、この星が空高く上がるまでには、長い助走が必要だった。しゃべりに目覚めたきっかけは、父の仕事の関係で、幼いころから足を運んでいた馬の市場のセリだった。そのテンポのよいかけ声が心地良く、話芸に生きる道がそこでおのずと開いたのだろう。

高校卒業後、漫談家を目指し鹿児島県から上京した。「あきらめずに自分を磨く努力は無駄にはならない」と語る姿が、その歩みを物語っている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ