児童文学作家の高木敏子さん死去、94歳 「ガラスのうさぎ」で戦争の悲惨さ伝える
高木敏子さん死去、94歳 「ガラスのうさぎ」で戦争伝える

「ガラスのうさぎ」の著者で児童文学作家の高木敏子(たかぎ・としこ)さんが8日、老衰のため死去した。94歳だった。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行われた。

東京大空襲で家族を失う

高木さんは昭和20年、東京大空襲で母と2人の妹を亡くした。その後、神奈川県の二宮駅で米軍機の機銃掃射により父も失った。

自身の経験を基に自費出版した「私の戦争体験」に加筆した「ガラスのうさぎ」を52年に出版。同書は英語、中国語などに翻訳され、海外でも反響を呼んだ。

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累計240万部、アニメ映画化も

累計発行部数は240万部を超え、平成17年にはアニメ映画化されて話題になった。作家活動と並行して全国で講演を行い、戦争体験の語り部として平和の尊さを伝え続けた。

昭和53年に児童福祉文化奨励賞、54年に日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞を受賞。他の著書に「けんちゃんとトシせんせい」「めぐりあい ガラスのうさぎと私」などがある。

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