俳優の渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)は12日、神奈川県秦野市の「成長に合わせて増築 ずっと未完成の家」を訪れる。
7年かけて増築した平屋
今回紹介するのは、実家の広い敷地の一角に建つ平屋。東半分が当初からあった建物で、西半分が7年後に増築した部分。ローンを組まず手持ち資金で建築しており、子どもたちの成長と、7年間で貯めた資金を生かして増築した。
増築棟は現在、玄関、次男室、フリースペース、長男室の4つにゾーン分けされている。ゾーンを仕切る壁は非構造壁のため、家族の暮らしに合わせて間取りを変更できるのが特徴だ。
内装や構造の工夫
内装は構造現しとし、棚などはDIYで追加。既存棟と増築棟の接続面には、既存部の外壁が露出している。既存棟の外側に柱を立てることで、増築棟は構造的に独立したつくりとなっている。両棟の間にある出入り口はもともとの玄関で、庇もそのまま残されている。
既存棟にあるLDKは、内装をすべて構造用合板で仕上げている。東西の壁にはチャンネルサポートを多く設置し、必要に応じて棚を増減できるよう工夫。南側の掃き出し窓の外にはウッドデッキを設け、屋外とのつながりも確保している。
「ずっと未完成」の家
北側には最小限の水回りと寝室を配置。家族の成長や生活の変化に合わせて手を加えられる住まいは、完成をゴールとせず、暮らしながら変化し続ける「ずっと未完成」の家となっている。
竣工は第1期が2018年11月、第2期が2025年4月。敷地面積は108.0平方メートル(32.7坪)、建築面積は第1期が31.7平方メートル(9.6坪)、第2期が27.4平方メートル(8.3坪)。延床面積も同様で、構造は木造在来工法。設計は加藤直樹/N.A.O|ナオ 一級建築士事務所。



