『建もの探訪』築45年住宅を猫と暮らす立体空間に大胆リノベ
『建もの探訪』築45年住宅を猫と暮らす立体空間に

俳優・渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系の番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)は19日、東京都杉並区の石母田+野上邸を紹介する。築45年ほどの中古住宅を大胆にリノベーションし、2匹の猫と暮らすための工夫を随所に施した住まいだ。

外観は最小限の変更、玄関は二重ドアに

外観の変更は最小限にとどめ、ブロック塀を撤去し、玄関ドアを新調。2匹の猫を飼っていることから、玄関は二重ドアとした。

1階は、もともとワンルームだったLDKを造作家具で2つに分け、アトリエと寝室に変更。間仕切りとなる造作棚は開放的なつくりで、空間を分けながらも視線が抜けるように設計されている。天井は既存の天井板を外して構造を現し、床は土間コンクリートに仕上げた。棚の固定金具は、天井裏にあった火打金物に似せたデザインでオーダーしている。

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寝室への通路に個性的な洗面台、浴室は既存素材を活用

寝室へ向かう通路の一角には洗面台を設置。露出した銅管にレバーハンドルを付けた個性的な水栓を採用した。床はDIYで、目地の代わりに木の枠へタイルを嵌め込んでいる。

浴室にも既存の素材を生かした工夫があり、壁は既存タイルの上からFRP防水を施した。タイルの凹凸がうっすらと浮かび上がる仕上がりで、ドアは新たに製作。框にはヒバ材を使用している。

2階はワンルームLDKに、猫が走り回れる仕掛けも

2階は、2部屋あった和室をワンルームのLDKへと大胆に変更。天井板を外し、小屋組と屋根の野地板を現した。床には、賃貸住宅で使用していた嵌合式の床板をDIYで移設している。

さらに、2階では猫が暮らしを楽しめる仕掛けも。露出した梁の上を猫が自由に走り回れるほか、窓周りにも猫のための工夫を施した。築年数を重ねた住宅の素材や構造を生かしながら、人と猫がともに過ごせる立体的な住空間へと生まれ変わらせている。

改修は2025年5月。敷地面積は62.9平方メートル(19.0坪)、建築面積は35.7平方メートル(10.8坪)、延床面積は64.0平方メートル(19.4坪)。構造は木造在来工法。設計は石母田諭、野上晴香/studio amu。

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