東京ゲームショウが今年、30周年を迎える。初開催の1996年からゲームを取り巻く環境は大きく変化した。ソニーで初代「プレイステーション(PS)」の立ち上げに携わり、その後セガで「ドリームキャスト」の開発責任者を務めたセガの内海州史社長に、ゲーム業界の30年を聞いた。
「おもちゃ」から「文化」へ
この30年でゲームの位置づけはどう変わったのか。内海社長は「30年前はゲームはおもちゃで、それを何とか『産業』にしていくんだ、という時代でした。それが今や、音楽や映像に並ぶような『文化』へと昇華したと感じています」と語る。
「世界で何十億という人がゲームを遊んでいます。『オタク』と呼ばれる一部の人だけではなく、一般の人が日々接するものになった。幅広い人に影響を及ぼすようになりました」と指摘する。
ゲームをしない「ゲームファン」の存在
実際、ゲームをしない「ゲームファン」も増えているという。以前は家庭用ゲーム機やソフトを所有することが前提だったが、現在は観戦や動画視聴など、プレイ以外の楽しみ方も広がっている。
ゲーム産業は、技術革新とともにその裾野を広げ続けている。30年前には考えられなかった規模で、ゲームは日常生活に浸透した。



