アジア大会eスポーツ、ポケモンユナイトで日本が金メダル 高2主将が決勝で値千金の一撃
アジア大会eスポーツ、ポケモンユナイトで日本が金メダル

愛知・名古屋アジア競技大会(読売新聞社協賛)のeスポーツは27日、愛知県常滑市の県国際展示場で「ポケモンユナイト」が行われ、日本は決勝でインドネシアに3-1で勝利し、金メダルを獲得した。

「ポケモンユナイト」とは

「ポケモンユナイト」は、5人1組のチーム同士でポケモンを対戦させながら、互いの獲得スコアを競うオンラインゲーム。ニンテンドースイッチやスマホ向けに配信されている。フィールド上の野生ポケモンをつかまえて入手したポイント「エオスエナジー」を相手ゴールにシュートし、スコアを獲得。最終的な合計スコアが高いチームが勝利となる。制限時間は10分間で、相手チームのポケモンに攻撃して妨害したり、ポイントを横取りしたりすることもできる。ポケモンはレベル1からスタートし、レベルアップすることで進化や技を覚えていく。特性に合わせてポケモンを選択したり、チームで役割を決めて連携したりするため、戦略や臨機応変な対応力が求められる。

劣勢からの勝利

今大会は、グループリーグから準決勝までは2本先取した方が勝ち上がり、決勝戦は3本先取した方が優勝というルールで行われた。

日本は、事前に行われたグループリーグCで韓国、インドに勝利。首位で準々決勝進出を決めていた。この日の準々決勝では、台湾に力の差を見せつけて2-0で勝利。東蓮汰(FENNNEL、プレーヤー名・ak1)が「山場だった」と話す準決勝の韓国戦は1試合目を先取した。2試合目は終盤まで押される展開となったが、最終盤の攻防で押し返し、この試合も2-0で勝利を収めた。

決勝戦は、インドネシアに1試合目を先取され、出ばなをくじかれる。それでも、2試合目と3試合目をものにして先行。4試合目はインドネシアが優位に立つ場面が多かったが、最後に逆転し、優勝を果たした。

名古屋在住の「最年少」主将

要所でビッグプレーを見せ、会場を沸かせた東は、6人いるメンバーの中で最年少の17歳だ。高校2年生ながら、今大会では主将を務める。「誰もやりたがらないだろうし、せっかくの大会だから目立ちたい」と立候補した。東は名古屋市在住。地元開催だけに、大会にかける思いは人一倍という。髪の毛も、日の丸を意識して赤に染めて臨んだ。「色が変わって紫になっちゃったけど、似合うって言われました」と照れ笑いする。

劣勢のまま進んでいた決勝戦の4試合目では、最後に自ら操作するメタグロスで値千金の一撃を放ち、試合を決めた。「ここで相手が勝つと流れが一気に傾くから、『自分が決めてやる』と、目がギンギンでした」と振り返る。

まさに「ホーム」での金メダル獲得となり、「家族も皆来てくれていて、学校の先生も見ると言ってくれた。ファンも来てくれて、かっこいいところを見せられた」と喜ぶ。「絶望的な状況でしたけど、自分の手で状況をひっくり返して気持ちよかった。友だちとかにメダル、自慢します」。首からかけたメダルを見ながら、充実した表情で語った。