双子のファッションアイコンAMIAYA、新ブランド「ジルシア」「サン」を設立
AMIAYA、新ブランド「ジルシア」「サン」設立

国内外のファッションシーンで活躍する双子のファッションアイコン「AMIAYA(アミアヤ)」が、新たにファッションブランド「GltheaA(ジルシア)」とライフスタイルブランド「SaAn(サン)」の二つのブランドを立ち上げた。ともに37歳の姉AYAと妹AMIが、年齢を重ね、結婚や出産など人生の変化を経験するなかで育んできた感性を形にした。

独自のストリートスタイルで支持を集める

2人は独自のストリートスタイルで若い女性たちから支持を集め、2010年代後半からはパリやミラノのファッションウィークにも足を運び、双子のファッションアイコンとして海外でも注目を集めてきた。

ジルシアが掲げるのは「Stay Gold Within(内なる輝きを、ずっと)」。誰かの基準ではなく自分の感性を信じ、いくつになっても好きなものを好きでいること。変化する自分を楽しみながら、自分らしいスタイルを自由に選ぶことを提案する。

ファーストコレクションと一押しアイテム

ファーストコレクションは、2人が好むビンテージ風の雰囲気を基調に、甘さとエッジの利いたデザインを組み合わせた。ニットやジャケット、デザインカットソーなどがそろい、異素材の組み合わせ方やシルエット、細部の装飾に工夫を凝らした。

一押しとして挙げるのは、ライダースジャケットを思わせるデザインのアウターだ。ふんわりと膨らんだボリュームスリーブが特徴で、ハードになりがちなライダースに柔らかさを加えた。袖は取り外すことができ、ベストとしても着用できる。さらにウエストを絞ればワンピース風にもなり、一着で何通りもの着こなしが楽しめる。

「ライダースはハードなイメージがありますが、着てみると意外とカジュアルすぎず、女性らしさもあるんです」とAYA。価格は税別で約4万円という。

ほかにも、2人が自ら撮影した写真をコラージュアーティストに加工してもらい、独自の柄に仕上げたアイテムを展開。SNSでも反響が大きかったという。ニットは1万円台、アウターは3万円台から。パターンは日本で作り、縫製は中国で行う。

ライフスタイルブランド「サン」で提案するもの

もう一つの新ブランド、サンで提案するのは、日々の暮らしを彩るものだ。ブランド名には、鮮やかに美しく輝くことを意味する「燦(さん)」の文字を重ねた。「移ろう日々に、ささやかな光を。」をコンセプトに、日本の伝統文化や職人の手仕事を、2人ならではの感性で表現するという。

最初の商品は、お香にした。「何を作ろうかと話した時、2人ともお香がいいと思った」とAMI。実父は僧侶で、幼い頃から線香の香りは身近だったという。

「海外での仕事が増えるにつれ、日本に戻って自宅で過ごす時間の大切さを実感するようになった。香りを通して自分自身に立ち返る時間を届けたい」とAYAは言う。

製造を依頼したのは、兵庫県の淡路島。約2年前から試作を重ねた。苦労したのは、火をつける前と、実際にたいた時の香りの違いだった。何度も配合を調整したが、なかなか思い通りにならない。しかも開発中、AMIが妊娠し、試作をやり直すこともあったという。