国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ」が17日、千葉市の幕張メッセで始まった。新作ゲームを通じたメーカーとファンの交流の場は30年の節目を迎えたが、異業種の出展が相次ぐなどの変化が見られる。拡大するゲーム市場を背景に、海外勢の攻勢も強まっている。
サンリオが初出展、自社ブランドで100億円投資
「ハローキティ」などを展開するサンリオは、東京ゲームショウに初出展した。ブースでは10月に発売する予定の「サンリオ パーティランド」を体験することができる。ゲーム会社に勤める女性(54)は「音楽に合わせてブレイクダンスを踊る姿など、ゲームならではのキティーの姿がかわいらしかった」と笑顔を見せた。
サンリオは、4月に自社のゲームブランドを作成。開発や販促に100億円を投じ、3年間で10本以上の作品を発売する計画だ。事業の売上高を100億円とする目標も掲げる。浜崎皓介常務執行役員は「毎日グッズを買ってもらうことは難しいが、ゲームであれば、毎日サンリオとの接点を作れる」と語る。
異業種のIP活用、相次ぐ参入
ゲーム業界では近年、異業種の参入が相次ぐ。キャラクターなど企業が持つIP(知的財産)をゲームの分野で活用し、既存事業との相乗効果を狙う。今回のゲームショウには、2025年にゲーム部門を作ったファッションビル運営大手のパルコ、4月にゲームブランドを作った東映、アニメ「呪術廻戦」の対戦ゲームの発売を予定する集英社傘下の集英社ゲームズが出展した。
専門家は「中国メーカーが進出し、世界の競争は厳しい」と指摘する。拡大する市場を巡り、国内外の企業による競争は今後も激しさを増しそうだ。



