結婚相談所で婚活する女性は、第一印象のどこを見られているのか。結婚カウンセラーの大屋優子さんは「女性の第一印象を左右するのは髪形だ。不潔ではないのに清潔感がないと思われ、出会いのチャンスを失いかねない」と話す。髪形一つで可愛くも大人っぽくも見え、さらにその人の性格まで想像させる。システムにずらりと並ぶ婚活女性の中から選んでもらうには、見た目の印象をできる限り高める必要があり、変えられるものは変えるべきだ。真っ先に取り組むべきは髪形を整えることだと大屋さんは指摘する。
「入社以来、仕事一筋」の研究職女性
大屋さんの結婚相談所に初回面談で訪れたのは、29歳の大学院修了の女性。優秀な成績で大学を卒業したという形容がぴったりの真面目な人物で、恋愛経験はゼロだ。勉強ばかりの学生時代を経て、ある企業の研究職として採用され、入社以来仕事一筋で過ごしてきた。
髪は一度も染めたことがなく、胸元より下まで伸びた黒髪を、前髪も含めて後頭部側にきゅっと束ねた「ひっつめ」の一つ結びにしている。細いフレームのメガネをかけ、ノーメイク。眉をカットしたことも、描いたこともないという。おしゃれにはほとんど興味がなく、体より少し大きめの白い無地のTシャツに、くるぶし近くまで丈の長いロングスカート姿だった。
Tシャツは何百回も洗ったようなくたびれ感があり、生地には毛玉もついていた。
不潔ではないのに「清潔感」が感じられない理由
婚活男性には「清潔感」が求められるが、女性も同じだ。彼女は決して不潔ではない。それでも婚活においてとても大事な「清潔感」が感じられないのは、髪形と服装が醸し出す雰囲気にあった。まだ20代だが、髪形や服装を見ると、中高年女性のように見えてしまいかねない。
彼女が結婚相談所でご縁を見つけて結婚するには、この第一印象を変える必要があった。
※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには変更や修正を加えている。



