平成女鉾清音会、結成30周年で10年ぶり鉾披露へ 500万円をCFで募集中
平成女鉾清音会、結成30周年で10年ぶり鉾披露へ 500万円をCFで募集中

祇園祭への参加を目指して活動する女性の囃子方グループ「平成女鉾清音会」が、結成30周年の記念イベントで鉾を建てるのに必要な費用500万円を、9月10日までクラウドファンディング(CF)で募っている。メンバーは「団体の存在や、女性もお囃子ができることを知ってほしい」と寄付を呼びかけている。

結成30年、10年ぶりの鉾披露

会は1996年に結成され、現在、大学生から70歳代まで、府内外の25人が所属する。毎月2回、2時間ほど鉦、笛、太鼓の練習を積み、祇園祭発祥の地とされる神泉苑(中京区)や八坂神社(東山区)で祇園囃子を奉納したり、祇園祭の還幸祭(7月24日)で神輿渡御を迎える囃子を演奏したりしている。

同年には、市民らからの寄付約5000万円で「平成女鉾」(高さ約20メートル、重さ約10トン)が造られた。祇園祭で巡行する山鉾と同じように、縄だけで部材を固定する伝統技法「縄がらみ」で組み立て、懸装品で飾る。当初は京都市内でのイベントで建てるなどしていたが、結成10周年以降は10年ごとの記念事業に合わせて建てるだけになっていた。

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記念イベントとCFの概要

今年は結成30周年を記念し、9月17~22日、京都市役所前の広場で記念イベントの開催を企画。10年ぶりに鉾を建て、祇園囃子を披露する。夜には駒形提灯の明かりで鉾を照らす。

ただ、人件費や資材の運搬などにかかる費用は、10年前と比べて1.5倍ほどに高騰したという。会だけでまかなうのは難しいため、鉾を建てるのに必要な500万円はCFで募ることにした。

寄付は5000円から。オリジナル絵柄の手ぬぐい(1万円)や、陶器製のミニチュア平成女鉾(6万円)など、返礼品つきのコースもある。鉾の正面に上がって合図を出す「音頭取り」の体験(50万円)のほか、希望する場所で会のメンバーが囃子を奏でる「出張囃子」(100万円)も準備している。いずれも、イベント期間中に鉾へ上がれる観覧券も併せて贈る。

メンバーの思いと今後の展望

会長の田岡美夏さん(55)は「私たちのお囃子を知ってもらう機会になる」と意気込む。98年から所属し、かつて10年以上会長を務めた、太鼓方リーダーの日詰千栄さんは「30年続いてきた活動を見てほしい。この先50年、100年続いて、女鉾や女性の囃子方があって当たり前のものになれば」と願いを込める。

寄付は、会のホームページにあるCF専用ページから。

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