東洋経済オンラインは2026年5月29日、有料会員向けリアルイベント「TK-HUB」の第3回を開催した。テーマは「全国のショッピングモールを訪れまくる二人が未来を語る すごいモール やばいモール」。ショッピングセンター研究家の坪川うた氏と、都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家の谷頭和希氏を招き、東洋経済オンライン副編集長・岡本拓氏のモデレーションで進行した。イベントの模様は55分のダイジェスト動画として公開されている。
モールの歴史と社会状況を振り返る
動画は00:39からモールの歴史と社会状況の解説でスタート。坪川氏と谷頭氏は、日本のショッピングモールが高度経済成長期以降、郊外型から都市型へと変遷してきた経緯を説明。近年はECの台頭や人口減少により、モール間の格差が拡大していると指摘した。
「やばいモール」に共通する7つの特徴
09:47からは「やばいモール」の7つの共通項が提示された。具体的には、空き店舗の増加、駐車場の利用率低下、テナントの入れ替わりの少なさ、施設の老朽化、周辺人口の減少、競合施設の出現、そして運営会社の経営難など。谷頭氏は「これらの要素が複合的に重なると、モールは負のスパイラルに陥る」と警鐘を鳴らした。
実際の「やばいモール」事例
17:44からは具体的な「やばいモール」の実例が紹介された。地方都市の郊外型モールでは、閉店したテナントがそのまま放置され、来館者が減少。坪川氏は「かつては地域の中心だったモールが、今ではシャッター通りと化している」と述べた。
「すごいモール」に共通する6つの特徴
32:38からは「すごいモール」の6つの共通項が解説された。テナントミックスの巧みさ、イベントや体験型コンテンツの充実、デジタル活用、地域コミュニティとの連携、リニューアルの継続、そして立地条件の良さが挙げられた。谷頭氏は「成功するモールは常に進化し続けている」と強調した。
「すごいモール」の実例と未来像
41:20からは「すごいモール」の実例として、都市型の旗艦店や地域密着型の成功事例が紹介された。坪川氏は「単なる買い物の場ではなく、交流や体験の場としての機能が重要」と指摘。47:13からは「どんなモールを作るべきか」というテーマで討論が行われ、人口減少社会におけるモールの役割について深掘りされた。
本イベントは有料会員限定で、動画の視聴にはログインが必要。次回のTK-HUBは7月29日(水)に「大学 大予測」と題して開催予定で、大学の将来や経営、入試の変化について語り尽くす。



