今年、開業25周年を迎えた大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」が熱い。アトラクションのテーマは、米ハリウッド映画から、日本の人気アニメやゲームまで多彩だ。今夏は観客参加型の夜祭りイベントも開催中。何度も訪れている記者が、見どころをリポートする。
夜祭りイベント「ユニバーサル・サマー・マツリ・ナイト」
ダンス音楽が流れるステージで、セサミストリートのエルモやサンリオのマイメロディ、クロミ、ダンサーたちが元気いっぱいに踊る。6月29日に行われた、夜のイベント「ユニバーサル・サマー・マツリ・ナイト~ネオン・グロウアップ~」(8月26日まで)のメディア向け内覧会。水が噴き出し、シャボン玉が舞う演出は涼しげで、大きな歓声が上がった。
西日本最大級のテーマパーク
2001年3月、大阪市此花区のベイエリアにオープンしたUSJは、約54ヘクタールの敷地に映画の世界などを再現した10のエリアがある西日本最大級のテーマパークだ。アトラクションは今年3月の時点で61種類に上り、毎日、パーク内でショーやパレードが実施されている。
スーパー・ニンテンドー・ワールド
21年3月に開業した「スーパー・ニンテンドー・ワールド」エリアのスーパーマリオ・ランドは、人気ゲームの主人公・マリオになりきれる。緑色の土管をくぐると、ピーチ城やクッパ城がそびえるキノコ王国の光景が広がり、クリボーやノコノコ、パックンフラワーなどのキャラクターがあちこちで顔を出す。レーシングゲーム「マリオカート」のアトラクションや、手首につける有料の「パワーアップバンド」を使って参加できるゲームもある。「ハテナブロック」を下からたたくと、ゲームと同様にコインをゲットする「チャリン」という音が鳴り、子どもも大人も楽しそうにジャンプしてブロックをたたいていた。24年12月に開業した「ドンキーコング・カントリー」エリアも好評だ。
根強い人気のエリア
開園以来、根強い人気のエリアもある。スティーブン・スピルバーグ監督の名作が題材の「ジョーズ」は、人食いザメに襲われるスリルを味わえるボートツアー。「サメを発見!」。船長が叫ぶと、水面を大きな背びれが近づいてくる。鋭い歯が並ぶ大きな口を開けて船をのみ込もうとするジョーズは迫力たっぷりで、記者が楽しみにしているアトラクションの一つだ。広報担当者は、「周囲の人と楽しむ一体感やエンタメ感あふれる船長の演技、起承転結のストーリーなど普遍的に楽しめる要素が詰まっているところが人気の理由では」と話す。
ジュラシック・パーク
亜熱帯の木々が生い茂る「ジュラシック・パーク」エリアで8月31日まで開催中のイベントでは、巨大な草食恐竜ステゴサウルス、トリケラトプスなどが目の前を悠々と歩く姿を見ることができる。子どもたちは恐竜の体に触れ、リアルな皮膚の感触を確かめていた。記者が肉食恐竜のラプトルに近づくと、目が合う。「グルルル」という、うなり声にヒヤッとした。
アニメや漫画に没入
人気のアニメや漫画とコラボレーションし、最新技術を駆使して作品の世界に没入させるアトラクションやイベントも充実している。「葬送のフリーレン ストーリー・ウォーク~追憶の旅~」は、プロジェクションマッピングの効果で、登場人物と一緒に魔法世界を旅している気分になれる。「呪術廻戦・ザ・リアル4―D~廻る時計台~」は、呪霊との激しいバトルを迫力ある映像で楽しめる。
これまでも「進撃の巨人」「新世紀エヴァンゲリオン」「名探偵コナン」など幅広い世代に親しまれている作品を取り上げてきた。2007年に始まった「ワンピース」関連イベントも好調で、今月30日からは「ワンピース・プレミア・サマー2026」が開幕。登場キャラクターの必殺技を炎や水の演出で表現し、ダイナミックなスタントアクションを繰り広げるショーなどが予定されている。



