W杯オランダ戦翌朝の渋谷で見た意外な光景 熱狂と静寂のコントラスト
W杯オランダ戦翌朝の渋谷で見た意外な光景

ライフ W杯オランダ戦後…朝7時「大興奮の渋谷」で見た"意外な光景" 熱気に包まれたスクランブル交差点、サポーターのマナーは? 9分で読める 公開日時:2026/06/17 06:00

W杯の名物とも言われる狂騒の現場を訪れた(写真:筆者撮影) 武井 保之 ライター フォロー

JRのガードレールを越えた東口には、渋谷のランドマークであり、アディダスのFIFA公式ポップアップストアが入るMIYASHITA PARKや、企画イベントなどでW杯一色になった渋谷ヒカリエがあり、どちらもW杯期間中はサムライブルーに染まる。

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MIYASHITA PARKの屋上芝生ひろばの大型モニターと、渋谷ヒカリエ9Fのヒカリエホールでは、6月21日(日)13時からの日本対チュニジア戦のパブリックビューイングを行うが、この日のオランダ戦は実施されていない。訪れたときは朝の営業時間外になり、クローズされた施設入り口やその周辺にユニフォーム姿はなかった。

平日月曜朝のため、渋谷ヒカリエ周辺も閑散としていた(写真:筆者撮影) アディダスのFIFA公式ポップアップストアが入るMIYASHITA PARKだが、営業時間外のため人は少ない(写真:筆者撮影)

この辺りには、W杯日本初戦劇的ドローの余韻はない。平日月曜の朝7〜8時という時間帯に相応しい、まばらな通勤者を見かけるくらいだった。

渋谷駅から周辺一帯を歩いたが、W杯日本戦後の狂騒は、スクランブル交差点とハチ公広場の一極集中で起こっていた。少し離れた渋谷マークシティのコンコースから眺めると、まるでそこだけ結界が張られているかのよう。その外側には、日常の時間が流れていた。

ゴミを拾わないが捨てもしない渋谷のサポーター

そんななか、W杯の名物になっている狂騒に溺れるサポーターたちのマナーは良い。トラブルを起こすこともなく、ゴミを散らかすこともない。W杯会場で試合後に日本人サポーターが客席のゴミを拾う姿が風物詩になっているが、渋谷のサポーターたちはゴミを拾わないが捨てもしない。

30分ほどで解散し始めたサポーター。若者が多く、マナーは良かった(写真:筆者撮影)

彼らが去ったあとのスクランブル交差点もハチ公広場もセンター街も道玄坂も、ゴミが増えたり、汚されたりはしていない。集まったサポーターも言っていたが、健全なバカ騒ぎであり、みんな自分たちがどう見られるかをわかって楽しんでいる。

そんな空気がにじむから、コアファン以外の一般層もつい歓喜の輪に入り、狂騒に紛れ込んでしまうのだろう。そこは、誰もが一体感に包まれて、垣根なしに楽しめる、ほんの一瞬の異世界空間でもあった。

次のチュニジア戦は日曜日の昼間だ。ライト層も含めて多くの人がパブリックビューイングや関連イベントで渋谷に集まるだろう。そこで日本が勝利すれば、この日のオランダ戦とは異なる世界線の渋谷になるかもしれない。

そこには喜びが炸裂する幸せな空間にもなるだろう。それもしっかり見ておきたい。

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