「ブームは終わった」と揶揄されながらも、2026年W杯開会式に登場した中国発のキャラクター「ラブブ」。そのラブブを擁する北京のテーマパーク「ポップランド」を訪れたところ、園内は閑散としていたが、来場者はキャラクターとのグリーティングに高い満足感を示していた。経済ジャーナリストの浦上早苗氏がリポートする。
ラブブ登場で歓声、他のキャラは無名
ポップランドのショーに登場した等身大のラブブは、やはり一番の人気だった。知らないキャラクターの写真を撮ってAIに聞いてみたが、ChatGPTやGemini、さらには中国発AIのDeepSeekですら答えがばらばらで、何体かはわからずじまいだった。検索で表示されるプラスチックのフィギュアやぬいぐるみと、ステージに現れた着ぐるみの差が大きく、判別できないのかもしれない。
ただ、Geminiが「日本でいうならシナモロール、ポムポムプリン、ハローキティ、クロミが勢揃いしたオールスター感謝祭のような豪華メンバー」と解説してくれたので、そういうことにしておこう。それぞれのキャラクターを識別できないのは周囲の観客も同じようで、ラブブが近くに来たときだけ「ラブブー!」と歓声が上がる。大谷翔平しか認識できない野球素人が、WBCの試合を見ているようなものか。言い換えれば、ラブブによってそれだけライトファン層が増えたということだろう。
小規模テーマパークだがにぎわいも
ポップランドは小さい。面積は約4万平方メートルで、東京ドームより小さい。サンリオピューロランドはともかく、間違ってもディズニーランドと比べてはいけない。リニューアルで投入されたアトラクションは、メリーゴーラウンドやバイキングなど子ども向けの遊具が5つほどで、まったく並ばずに乗れる。縁日の露店のようなゲームコーナーはそれなりににぎわっていた。ラブブグッズにプレミアムがつきやすい今、ゲームでもらえる景品はたしかに魅力かもしれない。
リニューアルオープンでアトラクションが増えたものの、園内の混雑度は低い。しかし、来場者はキャラクターとのグリーティングを最大の魅力と語っており、閑散とした園内でも満足度は高いようだ。



