中国国家統計局が19日発表した7月の16~24歳(学生を除く)の失業率は、前月比3.0ポイント高い17.9%だった。
卒業シーズンの影響
中国では6~7月が大学の卒業シーズンで、就職が決まらずに卒業した学生の影響が7~8月の失業率に反映される。8月はさらに悪化する可能性がある。
世代別の失業率
学生を除いた25~29歳の失業率は0.1ポイント高い7.2%、30~59歳は0.1ポイント低い3.9%だった。全世代の失業率は0.2ポイント高い5.2%で、若者の苦境が目立った。
過去最多の卒業者数とミスマッチ
中国の今年の大学卒業者と大学院修了者数は1270万人で過去最多になると予想されている。不動産不況による内需低迷の長期化で金融や教育などの企業で採用数が絞り込まれ、高学歴の若者が希望する職種と求人の「ミスマッチ」が大きくなっている。人工知能(AI)による業務の代替も影響しているとみられる。
中国の16~24歳の失業率は、学生を含めて算出していた23年6月に21.3%と過去最悪の水準に達した。その後、政府は学生を除く現行の集計方法に変更した。



