徳川将軍家の招きで後水尾天皇が二条城を訪れた「寛永行幸」から400年を記念した特別展「寛永―太平がはぐくむ美―」(読売新聞社など主催)が19日、京都文化博物館(京都市中京区)で開幕する。18日は報道関係者向けの内覧会が開かれた。会期は11月15日まで。
初公開の絵巻や国宝を含む約100点
天皇が乗った「鳳輦(ほうれん)」などを描いた「寛永行幸絵巻」が初公開されるほか、国宝を含む絵画や茶碗(ちゃわん)など計96件(展示入れ替えあり)が並ぶ。公家や武士が交流した寛永期を歴史や文化の側面から掘り下げている。
狩野派の障壁画も展示
行幸のために狩野派が制作した二条城二の丸御殿の障壁画「竹林群虎図」(重要文化財)は、縦2メートル超の襖(ふすま)に配置された青々とした竹と勇猛な虎が目を引く。佐藤稜介学芸員は「古文書だけではなく、工芸品や絵画などを展示しており、寛永時代を総合的に楽しめる」と見所を説明した。



