茨城県は県北地域の振興に向け、豊かな里山風景を生かしたコスプレや忍者体験を楽しめる新たな観光施策を今秋から開始する。都市部との差別化を図り、若者やインバウンド(訪日外国人客)の需要を取り込み、地域活性化につなげる狙いだ。
コスプレ事業の概要
コスプレ事業はイベント会社「ハコスタ」(大阪市)が運営する。10月24日には、大子町の駅前商店街や奥久慈茶の里公園などをバスで周遊するイベントを開催。JR水郡線水戸―常陸大子駅間では貸し切り列車も運行し、レトロな町並みや自然、列車内でのコスプレ撮影を楽しめる。
また、来年2月頃には町内のホテルを貸し切り、1泊2日の「コスプレ修学旅行」を実施する。県によると、都道府県としては初の取り組みで、都内からの観光バスを用意し、首都圏からの参加者を呼び込むという。
忍者体験事業の展開
忍者事業は、家族連れやインバウンドの利用も見込み、体験型プログラムを用意する。10月には常陸太田市の交流施設「かなさ笑楽校」に「常陸国忍者学校」を開校。忍者装束を身にまとい、手裏剣や水蜘蛛などの忍者道具で「忍術修行」が体験できる。11月以降は、忍者装束で里山をハイキングするイベントも実施予定だ。
県県北振興局の神永隆行副参事(48)は「今回の企画をきっかけに、県北の山間部に広がる里山を継続的に訪れ、日本の原風景に触れてほしい」と話している。参加方法や料金などの詳細は後日公表される。



