藤原ヒロシの架空大学「フラグメント・ユニバーシティー」第2期、11月開講
藤原ヒロシの架空大学第2期が11月開講、受講料22万円

世界的ブランドとの協業を重ね、音楽やファッションなど幅広い分野で活動してきた藤原ヒロシさん(62)による架空の大学「フラグメント・ユニバーシティー」の第2期が11月から始まる。2023年に始まった第1期以来、3年ぶりとなる。18日には藤原さんが登壇する無料の「オープンキャンパス」も開かれる。

全9回の講義と講師陣

11月から来年5月までの本講義は全9回。「一般教養(非一般教養)」と題し、社会学者の古市憲寿さん、スチャダラパーのBoseさん、コラムニストのジェーン・スーさんら、異なる分野で活動する7人が講師を務める。藤原さんも初回と最終回に登壇するほか、ゲスト講師の回にも参加する。

第2期の全体を通してのテーマは「一般教養(非一般教養)」。「一般的に僕が知りたいこととか、僕が興味があることをみんなで共有するという感じ。僕が思う一般教養というのは、基本的には非一般教養なので」と藤原さんは話す。

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狭き門の入学と受講条件

架空の大学とはいえ、入学は狭き門だ。事務局によると、第1期には660人が応募し、合格して受講したのは56人。年齢は17歳から50歳まで。中国から参加した人や、地方から通った人もいたといい、藤原さんは「みんなのことを覚えています」と振り返る。

第2期は定員を70人に増やす。受講料は22万円。全9回の対面講義で、オンライン受講はできない。希望者は公式サイトの応募フォームに必要事項を記入して申し込み、応募者多数の場合は、その記載内容をもとに事務局が選考する。結果は10月19日以降に通知される予定だ。ただし、第1期の受講生は願書を出せば合格扱いになるという。

授業内容と藤原さんの思い

授業には「部外者論」「反体制論」「占有論」「人間論」「現代音楽論」「言語化『異』論」「共創論」など、普通の大学では見かけない科目名も並ぶ。講師は、必ずしも以前から交流があった人だけを選んだわけではない。ジェーン・スーさんとはこれまで会ったことがなく、「占有論」を担当する設計事務所ダイケイ・ミルズの中村圭佑さんとも今回の依頼を機に初めて会ったという。

講師が20分、30分と話し、その前後には藤原さん自身も加わって会話をする。「僕が紹介して、講師に面白い話を聞かせてもらって、その後に僕も加わって2人で、テーマについて深く話すやり方です」と説明する。

スチャダラパーのBoseさんが担当する「現代音楽論」では、サンプリングと「パクリ」の違いなどを語り合う予定だ。「『サンプリング論』だったら当たり前すぎて面白くない。やっぱり講座のタイトルは『現代音楽論』の方がいい」と藤原さんは語る。

3年前、第1期の開講前に取材した際、藤原さんは「教えられるものも分け与えられるものもない。教えるというより盗んでもらう」と話していた。実際にやってみると、むしろ自分自身が学ぶことも多かったという。

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