長良川鵜飼の鮎供養、川の安全と豊漁を祈願しアユ放流
長良川鵜飼の鮎供養、川の安全と豊漁を祈願

長良川の伝統行事、鮎供養で自然に感謝

岐阜市の夏の風物詩として知られる「長良川鵜飼」の一環として、捕獲されたアユを弔う「鮎供養」が7月16日、岐阜市長良の神明神社で執り行われた。この行事は、川の安全と豊漁を祈願するとともに、アユへの感謝の意を表す目的で、岐阜観光コンベンション協会の主催により毎年開催されている。

鵜匠ら約20人が参列、玉串ささげる

当日は、鵜匠をはじめとする関係者約20人が参列し、神前で玉串を捧げて祈りをささげた。鵜匠代表の杉山雅彦さん(66)は「アユや自然に感謝している。非常に暑いので、鵜匠も鵜も体調に配慮しながら取り組んでいきたい」と述べ、伝統の継承と安全への思いを語った。

神事後にアユ約150匹を長良川に放流

神事の後、参加者らは近くの長良川に移動し、体長約15センチのアユの成魚約150匹を放流した。この放流は、資源保護と自然への回帰を象徴する行為として行われ、参加者たちはアユが元気に泳ぎ去る様子を見守った。

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長良川鵜飼の歴史と意義

長良川鵜飼は約1300年の歴史を持つ伝統的な漁法で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。毎年5月11日から10月15日までのシーズン中、観光客を乗せた屋形船から鵜匠が鵜を操り、アユを捕る様子が披露される。鮎供養は、こうした漁の営みが自然の恵みに支えられていることを再認識する機会となっている。

暑さ対策と今後の見通し

今年の夏は記録的な暑さが続いており、鵜匠たちは鵜の健康管理にも細心の注意を払っている。杉山さんは「鵜も人間と同じで暑さに弱いので、休憩をこまめに取りながら、安全第一で行いたい」と話し、伝統を守りながらも現代の気候に対応した運営の重要性を強調した。

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