藤枝鉄道博、郷土博物館で開催中 模型350点と歴史資料
藤枝鉄道博、郷土博物館で開催中 模型350点と歴史資料

藤枝市若王子の市郷土博物館・文学館で、特別展「藤枝鉄道博」が開かれている。かつて藤枝を走った軽便鉄道などの「鉄道遺産」を解説する展示と、国内外の鉄道を精巧な模型で紹介する展示の二つのテーマで構成され、鉄道模型やジオラマなど貴重な資料約350点が並ぶ。親子連れや鉄道ファンが訪れ、鉄道の世界を楽しんでいる。

藤枝の鉄道遺産を紹介

「藤枝の鉄道遺産展」では、藤枝が「鉄道のまち」と呼ばれる二つの歴史を紹介している。一つは、大正から昭和にかけて藤枝―袋井を結び、昭和の戦後に日本一の長さを誇った軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」(全長64.6キロ、1970年廃線)の存在だ。高度成長期には通勤・通学客らでにぎわった。会場には、国鉄藤枝駅と接続していた新藤枝駅のジオラマ、路線の案内図、列車の行き先表示板など当時の様子が分かる資料が並ぶ。

もう一つは、東海道新幹線の実現に向けて1959~60年、東海道線藤枝―金谷間で行われた特急こだまや架線試験車の高速度試験の歴史だ。59年には藤枝市内の瀬戸踏切付近で当時の狭軌世界最高時速163キロを記録し、新幹線開業の布石となったことを説明する資料を展示している。

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原信太郎氏の鉄道模型展

「原信太郎鉄道模型展」では、鉄道模型の製作・収集家として知られる原信太郎氏(1919~2014年)が開いた横浜市内の博物館のコレクションを展示し、国内外の鉄道を紹介する。縮尺32分の1や45分の1で本物の列車をきめ細かく再現した日本と欧米の大型鉄道模型約70点が並ぶ。

日本の鉄道では蒸気機関車C53形や東海道新幹線の車両、米国の鉄道ではユニオン・パシフィック鉄道の超大型蒸気機関車「ビッグボーイ」、ヨーロッパの鉄道では各国を直通する「オリエント急行」の豪華客車などが展示され、目を引く。パネルで日本と欧米の鉄道史も説明されている。

開催概要

同館の担当者は「藤枝のローカル鉄道から、日本や世界へ視野を広げ、グローバルな鉄道の魅力を楽しんでほしい」と話している。10月12日まで。原則月曜休館。開館時間は午前9時~午後5時。入館料は高校生以上500円、中学生以下無料。問い合わせは同館(054・645・1100)へ。

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