元宝塚歌劇団員が旗揚げしたミュージカル劇団「うりいろ劇団」が9月5、6日、川越市やまぶき会館でシェークスピア原作の古典劇「ロミオとジュリエット」を初めて上演する。これまで地元を舞台としたオリジナル作品を発表してきたが、8~78歳の劇団員28人が名作に挑む。
旗揚げから2年、古典の名作に挑戦
うりいろ劇団は、川越市生まれで宝塚歌劇団の雪組で男役を務めた石川裕梨さん(38)が2024年に旗揚げした。劇団名は石川さんの愛称「うり」にちなむ。
これまで川越城を造った太田道灌を主人公にした恋愛ミュージカルなどを上演してきた。観客へのアンケートで「ロミオ――」を上演してほしいという要望が多く、応えることにした。
親子で挑む舞台、稽古にも熱が入る
石川さんは宝塚歌劇団を退団した後、同市内のミュージカル劇団でロミオを演じたことがあり、「見てくれた人がリクエストをくれたのかもしれない。うりいろ劇団は古典の名作もこなせるということを見てもらいたい」と話す。
「ロミオ――」は中世のイタリアが舞台。敵対する二つの名家に生まれたロミオとジュリエットが周囲に反対されても愛を貫こうとする切ないラブストーリーだ。
石川さんが脚本と演出を担い、ロミオ役も演じる。長男で小学6年の大森雄貴君(11)、次男で同3年の雄斗君(8)も幼少期のロミオを演じる。
ロミオとジュリエットの共通の知人・ロレンス神父を演じる颯馬つばささん(47)は、ジュリエットの家の召し使いサムソンも演じる。「どっちを演じているかわからなくなる時があるが、本番ではバッチリ決めたい」と意気込む。
振り付け指導、決闘シーンも見どころ
振り付け指導は、元宝塚星組の涼麻ともさんが担当した。市内の文化会館で行われた稽古では劇団員の手の組み方、踊る際の脚の伸ばし方などを細かく修正。「品の良さを表現できるようになり、上達している」と太鼓判を押す。
決闘シーンも見どころだ。殺陣師の幸村吉也さんにアクションをつけてもらい、6月下旬から稽古を重ねている。
公演は約2時間。9月5日は午後2時、午後6時。6日は正午と午後4時。チケットは前売り、当日券ともに3700円(全席自由席)。問い合わせはうりいろ劇団(080・7485・9721)へ。



